NSW、10年に1回の猛烈な嵐居座り

ハンターで3人死亡、停電、洪水、倒木

 4月21日、NSW州政府は、「この嵐はサイクロンに近い気象条件で、NSW州では10年に1回の大きな嵐だ」と発表した。ハンター地域のダンゴグでは3人が自宅で死亡しているのが発見された他、家が濁流に流された。また、緊急救援局(SES)は1000件を越える救援要請の電話を受けた。また20000戸が停電した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ハンター地域の住民には、「22日までさらに局地的洪水が発生するおそれがあり、十分注意すること」の呼びかけが出ており、シドニーでは、SESが、マンリー、ノース・マンリーの住宅地をまわり、マンリー・ダムの水位が上昇を続けるようならいつでも避難できる態勢を整えるよう警告している。約660戸が浸水する可能性があると発表されている。ハードボード・ディガーズ・クラブに避難センターが設定された。ナラビーン周辺地域もピットウォーターRSLとモナベールに避難センターが設定された。

 21日朝、24時間に300mmの雨量を記録したダンゴグでは住宅で高齢者3人が死んでいるのが発見された。3人の死因などはまったく判明していない。また、家屋数棟が洪水に流され、女性と子供2人が救出された。

 スティーブ・ピアスSES副長官は、「これほどの嵐を見たことがない。サイクロンのような嵐だが24時間続いたサイクロンを見たことがない」と語っている。また、「救援要請は6,500件にのぼる。24時間で最大320mmの雨量で洪水からの救出も80件にのぼり、家屋も流されている。SESは千人を超える職員、ボランティアが臨戦態勢にあり、22日には州各地から援軍が駆けつける」と発表している。

 また、ハンター地域の10万本の携帯電話に緊急警報テキスト・メッセージを送信、「川、水路、市町部で水が急に上がってくる可能性がある」と警告している。ニューカッスルでもヌアタリ・ネルメス市長が、「町はまるで災害映画のよう。道路は浸かり、立木がなぎ倒され、屋根がはぎ取られ、さらに悪化する事態も覚悟している」と語っている。

 気象庁(BoM)は、「低気圧の中心はニューカッスル付近の海上にある。風も激しく、雨量も大きい。時折の突風と雷雨も激しい。しかもごくゆっくりとした動きだ。ただし、22日中には低気圧も弱まる見込み」と発表している。

 NSW州政府は企業、事務所などの経営者に対して、柔軟な態度で社員、従業員が嵐で足止めを受けないよう安全なうちに帰宅させるよう呼びかけた。また、交通機関も各地で混乱しており、間引き運転や遅延が起きている。また、信号も100箇所で停電しており、道路交通が混乱している。シドニー空港も遅延、取消が出ている。電力は4,500件の電線垂れ下がりなどの事故が起きている。20万戸を超える停電は復旧に数日かかると発表されている。
■ソース
NSW wild weather: Residents warned of flood threat in Hunter, parts of Sydney after storms kill three people in Dungog

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