$25,000の拾い主$9,000送り返す

$16,000着服の容疑で警察捜査に

 SA州アデレードで町中に$25,000と重要書類を入れたカバンを置き忘れた人に$9,000と重要書類だけが送り返されてくるというできごとがあった。郵送された金と書類を受け取った法心理学者は、「落とし主は犯罪の被害者で気も動転していてうっかり置き忘れたもの。$25,000も重要な金だったのに」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 法心理学者のルーク・ブルームホール氏はツイターで依頼主の被害を伝え、拾い主が正しいことをするよう呼びかけている。同氏は、「落とし主は犯罪被害者で私がカウンセリングを務めてきた。私の事務所で心理治療を行った後、被害者は気が動転していてフォルダーを置き忘れた。犯罪、それも何度かかなり重大な犯罪の被害者になった。本人には前科はないし、何も不法なことをしたわけでもない」と語っている。

 さらに、「拾い主は証拠を残さないよう用心深くしており、封筒の住所も私の事務所のレターヘッドを切り抜いて貼り付けている」と語っており、$16,000を着服して残りを送り返してきた動機について、「拾い主もこれまでに何か手ひどい体験をしており、$16,000を必要としていたところで大金を拾ったのは天の恵みか何かだと思い込んでいるのではないか。しかし、罪悪感もあって、全額を手にするのはためらわれるというところなのだろう」と分析している。

 さすがに心理学者だけあって、金を着服し、一部だけを送り返した拾い主がこれからどういうことになるかも予測しており、「今後、何かにつけて心に引っかかるようになるのではないか。強い良心がありながらも$16,000を自分のものにして自分を納得させる口実を思いついた。その金で抱えていた問題が解決するかも知れないが、心理的には今後自責の念でもっと苦しむことになるのではないか」と語っている。

 警察でも$16,000の行方を調べている。
■ソース
$25,000 cash left in Adelaide street, but finder only sends back $9,000

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る