最低時給が$17.29に引き上げ

180万人を超える労働者に2.5%増
オーストラリアでは最低賃金労働者の数は180万人を超える。この人口の賃金はFair Work Commissionが決める。今年は最低賃金上昇率が昨年水準を下回り、2.5%上昇と発表された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この決定により、最低賃金労働者の週賃金は2015年7月1日より現行の$640.90から$656.90に引き上げられる。また、時間給は現行の$16.87から$17.29に引き上げられる。
Fair Work Commission議長のイアン・ロス判事は、「上昇率を昨年より抑えたのにはいくつかの理由がある。最大の原因はインフレ率低下と賃金総額成長がある。賃金総額成長率測定値はいずれも過去1年間で鈍化してきている。過去12か月の賃金物価指数上昇率は2.3%、週平均通常時間勤務所得は2.8%で、3月までの過去10年間で最低の水準になっている」と語っている。
ロス判事は、「とりわけ過去1年間の消費者物価と賃金総額成長に注目した。この2つが相対的な生活水準や低賃金労働者のニーズを示す指標だ」と述べている。また、「連邦政府は鉱業投資から非鉱業投資への移行がかなり遅れると見ており、失業率が上昇を続けている」と語っている。また、「企業がもっと高い賃金を払う余力がある。2014年度の事業倒産率は2009年度には大きく下がっている。また、この何年か、最低賃金労働者の相対的生活水準は上がっているとも語っている。
小売業者団体のARAのラッセル・ジンマーマン会長は、「ARAの要求は週$5.70の引き上げだったが、3倍近い上昇率になった。雇用が減る可能性もある」と語っている。一方、労働総評議会(ACTU)のデーブ・オリバー書記長は、「経済が快調でインフレが高まっていた時には、賃金を抑制しなければならないと言われたが、今度はインフレが下がったから賃金を抑制すると言われた。どっちに転んでも勝ち目がないらしい」と反発している。
■ソース
Fair Work Commission announces moderate minimum wage increase of 2.5pc

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