メルボルンの刑務所で暴動発生

禁煙規則に300人が反発してか

 6月30日、VIC州メルボルンの刑務所で喫煙禁止の規則をめぐって受刑者が暴動を起こし、所内からは煙も昇っており、約300人の受刑者が重警備刑務所で抗議行動を行っていると報道された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現場はメルボルンの西、レイブンホールのメトロポリタン・リマンド・センターで、午後零時20分頃、所内で300人ほどの受刑者が示威行動を始めた。そのため、刑務所側は鎮圧のため、盾を持った機動隊の出動を要請した。

 午後6時前には施設内から銃声も聞こえたと伝えられているが、鎮圧に用いられる催涙弾発射音なのか、銃声なのかは明らかになっていない。また、犬の吠え声も聞かれると伝えられている。また、刑務所内の監視のため、ドローンも飛ばされ、警察のヘリコプターや装甲車も現場に出ている。さらに機動隊員が正門から行進して入っていたとの目撃もある。

 ジャン・シュアード矯正局長官は、「大勢の受刑者が騒いでいる。7月1日から州の全刑務所が禁煙になるため、それに反対して騒いでいるのかも知れないがまだ確認できていない。状況は平静だが、騒ぎの原因も何も現段階でまったく不明だ」と発表している。

 同センターは約200人の職員が避難しており、州のすべての刑務所が騒ぎの波及などを警戒してロックダウンされている。ポート・フィリップ刑務所でも火の手が上がったが、これはレイブンホールの暴動と関係があるのかどうか定かではない。

 同センターは、メルボルン都心部から24km西にあり、受刑者1,000人を収容できる。同州の矯正局では全面禁煙のため1年半をかけて準備してきた。14箇所の州刑務所で受刑者の喫煙率は84%程度で、全体の20%、約1,300人が2015年5月末までに禁煙プログラムに参加した。受刑者の社会復帰を支援する「Victorian Association for the Care and Resettlement of Offenders」のキャロル・ニカキスCEOは、「大部分の受刑者が喫煙禁止規則を受け入れているはず」と語っている。
■ソース
Melbourne prison riot: 300 inmates demonstrating at maximum security facility in Ravenhall

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