フランス国籍者、催涙ガス所持で追放

メルボルン空港で過激派文書携帯

 メルボルン国際空港に到着したフランス国籍の男が催涙ガス・スプレーや過激派文書を所持しているのが見つかり、そのまま拘束、フランスに送還された。フランスでは、オーストラリア同様、二重国籍者の犯罪についてはフランス国籍を剥奪する法案の検討が報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジョージ・ブランディス法務長官の発表によると、パリで100人を超える市民が殺害された同時多発襲撃事件の2日後にメルボルン空港に到着した男は催涙ガス・スプレー3缶と過激派文書を所持していた。空港の国境警備部(ABF)や連邦警察(AFP)がヨーロッパからの旅行者の検査を強化しており、また、催涙ガス・スプレーは禁制品に指定されている。男のビザが取り消され、一旦入管収容所に収容された後、国外追放された。

 ピーター・ダットン移民相のスポークスマンは、「ビザ申請審査を強化しており、またテロ取締り捜査員も空港に増員は位置している。特に、フランス、ベルギーからの旅行客の審査は厳しい」と語っている。

 ブランディス長官は、「この事件は、連邦政府がこの問題をどれほど真剣に考えているかを証明するものだ。ABFを含めた政府機関を通じて、オーストラリア入国者をすべて厳しく監視している。リスクが大きいと判断すれば適切な措置を執る。テロ警報は国民を脅かすためにあるのではない。また、オーストラリアとヨーロッパの治安当局の間で情報交換の量が増えており、オーストラリア国内でテロが起きる脅威は現実にある」としている。

 連邦野党労働党のタニア・プリバセク党首代理は、男を拘束強制退去させた当局を称賛し、「国家安全保障問題に関しては労働党は政府支持を続ける。今回の摘発は、現場で働く職員の効率性の証明だ」と述べている。
■ソース
French national who arrived in Melbourne with mace, extremist material deported, George Brandis says

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