IDと郵便物の窃盗でクレジット・カード、電話契約を窃取

複雑化するオンライン犯罪に迫られる最新の対応法

 7月9日のシドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は、何者かに電話契約名義を盗まれ、さらにはクレジット・カードのIDまで盗まれ、大金をだまし取られた女性の実例を挙げている。電話契約名義を盗む際には郵便受けから電話料金請求書が盗まれた形跡もあるとしており、物理的な窃盗とオンライン上の窃盗を組み合わせた複雑で巧妙な犯罪が増えてきている。

 2016年5月、スー・キングさんは、アメリカを旅行中にウーバーからキングさんのWiFi電話に電子メールが届き、シドニー南西部のカンタベリーまでウーバーを利用したという通知書が添付されていた。それだけでなく、フェースブックの友人からは、「あなたからローンの保証人になってくれとの依頼があったが、どういうことなのか?」との問い合わせが続き、一人は、「アカウントに侵入されたのではないか」と指摘している。

 キングさんが契約通信事業者のテルストラに連絡したところ、何者かが本人確認情報をすべて提示した上でアカウントに侵入し、さらにはキングさんのパスワードまで変更していた。キングさんは、「本人確認はフルネーム、誕生日、自宅住所だけだからあまりにも簡単。それに郵便物も盗まれているのではないか。私のアカウントの請求書番号を知っているのだから」と語っている。しかも、クレジットカードのIDも盗まれており、$3800がシドニー市内のオンライン・ショッピングに振り込まれていた。

 テルストラ側は、「本人確認情報を厳しくすると真正の利用者にとって口座の利用が不便になる。兼ね合いがあり、現行の方法で十分だと考えているが、定期的に手続きを点検している」としている。

 キングさんは、郵送の請求書を電子メールに切り替え、パスワードも変更、また警察にも届けた。法務省では、郵便とIDの窃取が増えている。犯罪組織は、アパートが増えていることを利用し、集中式の郵便箱から郵便物を盗んでいるとされている。
■ソース
ID theft in three steps: ‘Adequate’ Telstra and telco identity checks questioned

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