オーストラリア国籍男、シンガポールで逮捕

イスラム国支持宣伝で国内保安法違反容疑

 オーストラリア国籍の男が、イスラム国(IS)と武装ジハドを支持する宣伝活動などテロリズム関連の国内保安法違反容疑で逮捕された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 逮捕されたゼルフィカー・モハマド・シャリフ(44)はオーストラリア在住歴14年のシンガポール系オーストラリア人で、シンガポール内務省の声明によると、ゼルフィカー・シャリフは、2002年に家族とともにオーストラリアに移民する前から過激化しており、メルボルンのムサ・チェラントニオら、過激派聖職者と連絡を取り合っている。

 さらに、「ゼルフィカー・シャリフは、オンライン・フォロワーをそそのかし、イスラムのカリフェート(マホメットの後継者宗教指導者カリフの統治する土地)を打ち立てるためには暴力も使うことをそそのかしてきた。その目的で、ゼルフィカールは、若いシンガポール国民を過激化する訓練プログラムを実行し、彼らを自分の過激行動に引きずり込もうとしていた。彼は、自分の過激なメッセージを広げるため、ソーシャル・メディアを使っていた。その一方で、オーストラリア国内では失業手当の支給を受けていた」としている。

 さらに、「ゼルフィカーは、シンガポールとオーストラリアの二重国籍で、3人の子供も二重国籍を持っており、2002年以来両国の間を往復している。ただし、妻と他の子供はシンガポール国籍ではない」と述べている。

 シンガポール・ストレーツ・タイムズ紙は、「ゼルフィカーのソーシャル・メディアで少なくとも2人のシンガポール人が過激化している」と報道している。

 ABC放送は、ゼルフィカーは、メルボルンのラ・トローブ大学の博士号課程最終年度在籍で、2016年3月にラジオ・オーストラリアに出演し、「シンガポールにはムスリムに対する差別があり、あの国の司法制度は信用できない」と語った。彼がなぜシンガポールに戻ったのかは明らかではない、と報じている。
■ソース
Australian citizen arrested in Singapore for promoting terrorism, Islamic State

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