NSW州で2000年以来初の先住民族の拘置中死亡

1991年の特別調査委員会の勧告が守られたかが焦点

 8月16日、NSW州のアボリジニ法律援護サービスは、「NSW州で2000年以来初の先住民族の拘置中の死者が出た」と発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 7月19日、ハンター地域のメイトランド警察署でレベッカ・マーさん(36)が死亡したが、当初、警察はマーさんがアボリジニであることを公表していなかった。

 警察発表によれば、マーさんはセスノックの路上を酩酊していると思われる状態で歩いていたところを逮捕され、警察署内に拘置されて6時間足らずのうちに、房で死んでいるのを発見された。

 1991年の「拘置中のアボリジニの死に関する特別調査委員会」の勧告に基づき、先住民族が逮捕された場合には、警察官は「Custody Notification Service (CNS)」にその旨を通告しなければならないという規則が作られた。しかし、アボリジニ法律援護サービスのギャリー・オリバーCEOは、「警察は適切な手続きを怠った。マーさんが警察に拘束されているという通告はまったくなかった」と非難している。

 さらに、「もし、マーさんが逮捕された時に警察がCNSに通告して入れば違った結果になっていたかも知れない。しかも、警察が、マーさんの死をアボリジニ法律援護サービスに通告したのも8月12日になってからだ」と語っている。

 ABCの取材に対して、NSW州警察は、「重大事件捜査が始まっており、情報はすべて検視法廷に提出する。これ以上のコメントは適切ではない」としている。

 オリバーCEOは、「CNSは、アボリジニが逮捕された場合に弁護士の接見や健康診断の手配を行うことになっている。警察は逮捕した者の身柄の安全を確保する義務がある」と語っている。
■ソース
NSW records first Indigenous death in police cell since 2000, Aboriginal Legal Service says

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