オーストラリア空軍機、シリア政府軍部隊を誤爆

米空軍主導の攻撃に参加、イスラム国部隊と誤認か

 9月18日、シリア政府とロシア政府が、「アメリカ主導連合軍がシリア政府軍部隊を攻撃し、多数の兵士を殺害した」と発表した。これを受けて、アメリカ軍側も調査の結果、誤爆があったことを認めた。また、オーストラリア国防軍もこの誤爆にオーストラリア空軍ジェット機が参加していたことを明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 事件はシリア東部デリゾール軍用空港周辺でイスラム国(IS)部隊と戦闘中だったシリア政府軍をアメリカ主導連合軍の空軍機が誤爆し、62人ないし83人のシリア兵が死亡したというもの。

 この誤爆を認めた豪国防省の声明で、「オーストラリアは意図してシリア政府軍を攻撃したのでもなければ、積極的にデーシュ(IS)を支援したのでもない。この事故で死傷したシリア人及びその家族には哀悼の意を表したい」としている。

 この誤爆を先に発表したロシア軍は、「F-16、A-10各2機がイラクからシリアの領空に入り、シリア軍を攻撃した」と発表しており、豪国防省は、「この2機種は豪空軍では活動していない」と発表している。海魚
 また、ロシア側から、「米連合軍がシリア政府軍を攻撃した」との通報が届き、直ちに米・豪軍は攻撃を中止したと伝えている。

 この誤爆事故でロシア側が、国連安全保障理事会緊急開会を要求し、「米主導連合軍がシリア停戦協定を危うくし、イスラム国を支援した」としているのに対して、サマンサ・パワー米国連大使は、「ロシアは安っぽい点数稼ぎやスタンドプレーをやめ、意味のある問題に取り組むべきだろう」と反論した。

 ロシア側は、「米主導連合軍の攻撃のおかげで、しばらくの間イスラム国がシリア政府軍陣地を攻略した。アメリカが聖戦主義武闘派を支援している証拠だ」と主張している。

 シリア人権監視団のモニター・グループは、「米主導連合軍の攻撃で83人の兵士が死亡した」と発表している。
■ソース
Australian jets involved in US-led air strike which killed dozens of Syrian soldiers, Defence confirms

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