カウラで警察官が男を追跡、40分にわたりにらみ合い

警察官が発砲、男の臀部に当たり、病院に空輸

 9月28日、NSW州中西部、日本人捕虜集団脱走自決事件で有名な収容所のあった町、カウラで男が警察官や一般市民を脅して40分ほどにらみ合った末に警察官が男を追跡、町内を走り回った挙げ句、警察官の発砲で男は銃弾1発を臀部に受け、オレンジ・ベース病院まで空輸された。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 同日午後零時10分頃、デニス「DJ」ドゥーラン(32)は、同町のジンダリー・サーキットで警察官とのにらみ合いの末、左臀部に警察官の発射した銃弾を受けた。

 ジャスティンと名乗る目撃者は、警察官が銃をドゥーランに向けており、赤いTシャツを着た、アボリジニと思われる男は両手を上げ、警察官に背を向けている写真をフェースブックに投稿した。この写真が知れ渡ると、カウラ市民やドゥーランの家族からは、警察官の人種差別との非難が出ている。

 NSW州警察のジェフ・マッケクニー副長官は、「写真は射撃事件よりはるか以前に撮影されたもので、銃を構えている警察官は射撃事件の警察官とは異なる」と発表している。また、発砲後に撮影された写真では、ドゥーランは赤のTシャツを脱ぎ、黒い袖無しシャツで地面に横たわり、後ろ手に手錠をかけられている。

 警察発表によると、同日早くにドゥーランが財産犯罪を働いた容疑で警察官がドゥーランを探していたが、現場付近で発見した。ドゥーランは、ドライバーや割れた皿などを武器にして約40分間にわたり警察官とにらみ合った。また、木の棒か野球バットのようなものを振り回し、女性警察官を脅迫した。

 発砲直後に駆けつけたドゥーランの家族と警察官が対立したが、警察の増援が駆けつけ収まったが、マッジー、タムワース、ダボ、オレンジからも警察官が派遣され、不測の事態に備えている。

 2008年にもドゥーランは空き巣や暴力事件で逮捕された時に両手錠のまま逃走しようとしたが警察署構内で取り押さえられたことがある。

 ジンダリー・サーキットの元住民は、「あの通りはトラブルの多いところで、毎晩のようにケンカ、タイヤを切り裂く、酒瓶を割る、大きな音で音楽を鳴らす、ゴミ箱に放火するなどの事が起きている」と証言している。

 警察官による殺傷事件があれば必ず出動する警察の重大事件調査班が調査を始めている。
■ソース
Man allegedly shot in the buttock by NSW Police in Cowra

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