ドリームワールドの急流下り事故4人死亡で経営者激震

CEOの高給、過去の故障歴に加え、開園方針に批判

 10月25日午後、ゴールド・コーストのドリームワールドの急流下りのアトラクション、Thunder River Rapidsで、家族の大人4人、子供2人が乗った大きなゴムの浮き輪が前の浮き輪に激突、転覆、子供2人は無事だったが大人4人が死亡した事故以来、経営会社Ardent Leisure社の役員は、違法行為はなかったとしているが、社員や客は、過去に安全性で苦情を言ったが経営者に受け付けてもらえなかったという主旨の証言をしており、今後、検視法廷で詳細が明らかになると考えられる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同社は10月27日に株主総会を開き、その後長時間の記者会見を開いた。役員は、テーマパークを10月28日から再開し、売り上げ全額を赤十字に寄付するとしていたが、警察や検視官の現場検証が行われている隣でアトラクションを稼働するということに批判が出ており、同社はその日のうちに、「警察の現場検証を妨害することは望ましくないと判断した」として再開を10月31日まで延期することに変更した。役員は、「警察から、28日の追悼式典は不可能。現場検証を優先し、式典を延期する」と発表したが、QLD州警察は、「警察はそのような指示をしていない。開園するかどうかはドリームワールドの経営者が決めること」と発表した。

 死亡者は、ケート・グッドチャイルドさん、兄弟のルーク・ドーセットさん、そのパートナー、ルーズベー・アラギさん、シンディ・ロウさんの4人。

 警察のブライアン・コッド副長官は、「惨事の起きた施設は現場検証で閉鎖されるが、それ以外の部分についてはドリームワールド社員と相談する。作業を急ぎたいが、手抜かりがあってはいけない。慎重にやりたい」と語っている。27日にはアナスタシア・パルシェイQLD州首相が現場で献花した。

 ドリームワールド経営者は、テーマパークの安全記録を弁護し、過去の安全違反の申し立てをまとめた150ページを超える文書がQLD州職場安全衛生局(QWHS)からABC放送の手に渡り、申し立ては2012年から始まっていたと伝えている。

 オーストラリア労働組合(AWU)では、1年半前に文書の開示を要求していたが、今回公開された文書がおびただしく編集され、しかも制限がかけられているのはなぜなのかと疑問を投げかけている。
■ソース
Dreamworld cancels planned reopening due to ongoing police investigation into fatal accident

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