「独房で外との連絡絶たれ、12日連続で取り調べ」

元モーターサイクル・チャンピオン、日本勾留体験語る

 10月29日、日本で逮捕され12日間下野警察署に勾留されていた元モーターサイクル世界チャンピオンのワイン・ガードナーさん(57)がオーストラリアに帰国し、「人生でもっとも忌まわしい12日間だった。しばらく日本には行きたくない」と語っている。ガードナーさんは、1987年 ロードレース世界選手権 500㏄クラスで優勝した他、鈴鹿8時間耐久レースでは4回優勝しており、モーターサイクル・レース界では伝説的な英雄だけに、そのレース場での事件は内外のファンの注目を集めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 10月16日、息子のレミーさんの出場するレースに付き添ってきたガードナーさんは、レース場外で車が他の車と接触し、降りてきた3人と口論になり、相手の胸をついたり、襟をつかんだとされ、暴行容疑で逮捕された。ガードナーさんは、「つかまれたのでふりほどこうとしただけ」と容疑を否定していた。また、この程度の容疑に12日間も勾留されたことについて、レミーさんは「父が有名人だからではないのか」と語り、警察は、「有名人を差別待遇するわけにはいかない。長引いているのは本人が容疑を認めないから」と意見が対立していた。しかし、3人から訴えは出されていないとも報道されていた。

 29日朝にシドニー空港に到着したガードナーさんは、「12日間、外の世界から隔離され、ほとんどオーストラリア政府の援助も受けられなかった。12日間、房に閉じ込められ、外との連絡が一切禁じられたことは恐ろしかった。息子がレースに出ているというのに、彼がどこにいるか、どうなっているかも知らされなかった」と語っている。オーストラリアでは拘留中から弁護士の立ち会いなどが保証されており、国連で「中世的」として、改善を指摘されたこともある日本の特殊な刑事手続きがはからずも海外に知られたことになる。

 「日本に行くか?」と質問されたガードナーさんは、笑って、「いや。今すぐには行かない」と答えている。
■ソース
Wayne Gardner: Japanese imprisonment after alleged assault ‘horrific’

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る