TAS州で児童性犯罪者出所更正施設火災

地元住民の反対激化、何者かによる放火の疑い

 TAS州ホバートの北西ダーウェント・バレー地域で人口500人足らずの小村はずれに個人が設立した出所後の児童性犯罪者を収容する更正施設の駐車場と車が焼失した。警察では放火の疑いが濃いと見て捜査を進めているが、地元反対住民は、「誰かがケガをしないうちに政府が介入して施設を立ち退かせろ」と要求している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 事件が起きた地区、エレンデールは人口477人の小さな村。2016年初め、元学校教師のエリザベス・コールマン氏(90)が民家を改造し、「フリーダム・センター」を設立、2人の元児童性犯罪受刑者を収容した。

 この施設に対しては計画当時から地元住民が反対していたが、先週に児童ポルノで服役した元受刑者が入居したことが知れ渡ると再び住民と施設の対立が険悪化、ついに1月7日夜、放火と見られる火事でセンターの駐車場と車2台が全焼した。

 地元民のトニー・ドナヒー氏は、「フリーダム・センターのような施設の設立には規制があって当然だ。コールマンはリスク評価もなしに施設を作った。地元住民の反対がこういう事態になることは予想できたことだ。コールマンはわざと元受刑者支援も警察も社会的規制も乏しい土地を選んで施設を設立した。彼女は私たちの土地に危険を持ち込み、収容者を危険にさらしている。誰かがケガをする前に政府が何とかすべきだ」と語っている。

 さらに、「この施設はニュースになってオーストラリア中に知れ渡っている。放火が地元民の犯行とは限らない。収容者の被害者が恨みを持って遣ったのかも知れない。エレンデール住民の犯行だったら驚きだ」と語っている。

 被害を検分したコールマン氏は、「これは私の家族だ。私たちの活動に反対することと自警団のような暴力を振るうこととは別だ。収容している3人は私にとって大切な人達だ」と語っている。

 TAS州政府は住民らに冷静を呼びかけ、理性的に対応するよう求め、「住民の懸念も理解できるが、放火は重大犯罪であり、容認できない。州法務長官が関係者と話し合い、交渉を進めることになる」と発表している。
■ソース
Ellendale residents demand Government act on child sex offender home ‘before anyone gets hurt’

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る