NSW州の熱波でオオコウモリが木から落ちて大量死

州北部海岸地域やハンター・バレー地域で千匹以上

 余りの猛暑に鳥が大量に木や電線から落ちて死ぬというできごとはニュースになることがある。シドニー首都圏でも摂氏40度を超えた先週末、NSW州の北部海岸地域やアッパー・ハンター・バレーで何千という数のオオコウモリが熱さのために木から落ちて死ぬという事故が起きた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 中でも顕著だったのは北部海岸地域のカシノやアッパー・ハンターのシングルトンで、公園や川岸など昼間オオコウモリがぶら下がっている木立の下に無数のコウモリの死体が散乱していたと報告されている。

 今週は水曜日まではやや涼しい日が続くが、木曜日からは再び気温が上がり始めると予報されている。リッチモンド・バレー郡議会のボーン・マクドナルド部長は、「木の枝に止まったまま死んでいるオオコウモリもあり、今後暑い日が続くと腐敗して落ちてくることが予想される。2月12日は午後3時頃にはオオコウモリ・コロニーに異変があったことは明らかだった」と語っている。

 同日、アイバンホー空港では最高気温47.6度を記録し、同日の世界最高気温を達成している。マクドナルド氏は、「気温が摂氏42度を超えるとオオコウモリは耐えられなくなる。そうなると、オオコウモリは脱水症状になり、身体のエネルギーが失われていき、木から墜落する」と語っている。

 オオコウモリを救うため、WIRESやNorthern Rivers Wildlife Carersなどの野生生物救助団体が落ちて弱っているオオコウモリに水を与えた他、郡部消防局(RFS)が出動し、オオコウモリの営巣する木に放水したりしてオオコウモリを助けている。

  しかし、マクドナルド氏は、死んだオオコウモリも生きているオオコウモリもリッサ・ウイルスを持っている可能性があるため、一般市民は触れず、カウンシルに通報し、職員の回収にまかせるよう呼びかけている。
■ソース
Thousands of bats drop dead from trees in NSW heatwave

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