操縦室に侵入しようとした男取り押さえられる

メルボルン空港で90分にわたって戒厳状態

 6月1日、メルボルンからクアラ・ルンプールに向かったマレーシア航空機、MH128機内で男が操縦室に入ろうとし、「爆弾を持っている」と叫んだが、他の乗客に取り押さえられ、飛行機はメルボルン空港に緊急着陸した。しかし、警察官が機内に入るまでの90分間、乗客が機内に閉じ込められたままだったことで乗客の間からは不満が出ている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 男はメルボルンの南東、ダンデノンに住むケータリング・コースのスリランカ人学生、Manodh Monaragala Marks(25)で、乗客や客室乗務員に取り押さえられ、乗客のベルトで両手を縛られた上、空港で警察官に引き渡された。逮捕後起訴されたが、身の安全に不安を訴えており、出廷しなかった。また精神障害も疑われている。

 乗客の不満に対して、警察では、「共犯者が乗客の中に潜んでいるかも知れず、また爆発物が複数あることも考慮しなければならなかった」と発表している。

 マークス容疑者は、出廷しないままメルボルン簡裁で航空機安全妨害罪で起訴手続きの後、正式に収監された。また、警察は、「マークス容疑者は精神障害の前歴があり、5月31日に精神科から退院したばかりだった」との調書を提出している。

 目撃者の談話によると、マークス容疑者が操縦室に侵入しようとしたのは5月31日午後11時30分頃、6分後にはメルボルン空港に引き返したが、武装警察官が機内に入ったのは6月1日午前1時頃だった。また、マークス容疑者が所持していたのはブルートゥース・スピーカーかそれに似たもので、結局、爆発物その他の危険物は発見されなかった。

 乗客の一人は、「この事件で最悪だったのは、爆発物かも知れない物体のすぐ近くで2時間近くも釘付けにされたことだ」と語っており、もう一人は、「空港に到着して、10分で警察が来ると放送があったが、結局、1時間と10分かかった。爆弾かも知れないものがそこに転がったまま」と憤慨している。

 同機の乗客は午前9時まで空港に足止めを受け、その後のクアラ・ルンプール行きの飛行機に乗り込んだ。
■ソース
Melbourne Airport bomb threat: Accused Manodh Marks ‘concerned’ for his safety in custody, court told

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