世界中でコンピュータのランサムウエア被害続出

豪でもサイバー・セキュリティ頭脳流出警告あった

 ロシア、ウクライナに端を発したランサムウエアの被害は世界中の大手企業、多国籍企業に広がり、オーストラリアでも被害が伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ロシアでは同国最大の石油企業のコンピュータに感染しており、専門家は被害の範囲と影響の判定に大わらわになっている。

 ランサムウエアは以前からその危険が警告されていたが、一方で、サイバー・セキュリティ部門の頭脳流出の危険がいわれていた。今回のランサムウエアはPetyaと名付けられたウイルスではないかとみられている。

 ランサムウエアはウイルスが侵入したコンピュータのファイルを暗号化でロックした上で「身代金」を要求するというもので、身代金の振り込みと交換に暗号を解くキー・ワードを教えるという仕組みになっている。身代金は低額に抑えており、被害者は警察に被害を届けるより、身代金を支払った方が手早いと考える。

 被害企業の一つ、DLA Piper社では、社員に、同社のITシステムが感染したためシステム全体を停止して調べていること、コンピュータにログインしたりスイッチを入れようとしないこと、と通達した。

 また、TAS州ホバートのキャドバリー・チョコレート工場もランサムウエアに感染した。同工場では27日午後9時30分頃にコンピュータ・システム全体がダウンしたため、生産ラインも停止した。

 Petyaの起源は明らかになっていないが、専門家は、アメリカの情報機関NSAのコードが漏洩されており、それをもとにして何者かが作り上げたようで、5月に蔓延したWannaCryランサムウエアと同じハッキング・ツールを使っていると観測している。
■ソース
Petya cyber attack: Ransomware virus hits computer servers across globe, Australian office affected

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