メルボルンで男女、警官に射たれ、負傷

コスチューム・パーティでおもちゃの拳銃所持

 7月8日未明、メルボルン都心部のナイトクラブで男女が警察官に射たれ、病院に運び込まれた。しかし、警察発表とナイトクラブ経営者の間で証言が大きく食い違っており、ナイトクラブ側は、「警察官の過剰反応」と発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 キング・ストリートにある現場のインフレーション・ナイトクラブでは仮装した男女客が集まる「聖者と罪人エロチック・ファンシー・ドレス」舞踏会が開かれていたが、「2階の部屋で35歳の男性が銃を持っている」という通報が警察に入った。

 Critical Incident Response Teamの捜査員は、「現場に急行した警察官が男性を説得しようとしたが、男性がズボンから拳銃らしい物を取り出し、警察官に狙いをつけたため、警察官が銃を発射、男性の上半身に当たった。女性1人も脚に銃弾を受け負傷した。

 リサ・ハードマン警視は、「その夜、ナイトクラブの警備員は拳銃がニセモノと告げられており、そのことは警察にも伝えられていた。しかし、男性がニセモノの拳銃を警察官に向け、警察官が銃を捨てるように説得したにもかかわらず、男性が応じなかった。その段階で警察官には拳銃が本物かニセモノかを確認することはできなかった」と発表している。

 さらに、「被害者の女性は、射たれた男性の近くにおり、複数の警察官が拳銃を発射した時に流れ弾を脚に受けた。男性の持っていた拳銃は鑑識課に回して調べている。事件当時、ナイトクラブには100人ほどの客がおり、2階の現場には10人ほどがいた」と語っている。

 男性はロイヤル・メルボルン病院に運ばれ、重傷だが生命に別状はなく、また、女性はアルフレッド病院に運ばれ、生命に別状のない負傷と伝えられている。また、射たれた男女は知人とのこと。

 警察官が拳銃を発射した場合の規則として、警察の監察部が事件の捜査を行っている。

 警察発表に対して、ナイトクラブの経営者、マーサ・ツアミスさんが声明を発表し、「この事件は警察官の過剰反応だ。警察への通報は何者かが匿名で行ったものだ。男性の拳銃については警備員が男性から提出を受けて、プラスチックの玩具であることを確認しており、警察官到着時にも警備員が警察官に伝えている。クラブの従業員も警備員も警察を呼ぶ必要があると感じたことはなかった。また、男性が警察官に拳銃を向けたというのも話が違う。男性はパートナーの女性と抱き合っていた。警察が匿名の通報を受け、警備員の説明を無視して過剰反応した事件だ。そのために無実の一般市民2人が重傷を負った。死者が出なかったのが不幸中の幸いだった」と述べている。

 またツアミスさんは、「先週には警察官のドラッグ検査があった」ことで、警察に苦情手続きを行っている。
■ソース
Man shot by police after ‘pulling out gun’ at swingers costume party in Melbourne nightclub

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