航空機テロ未遂事件、兄弟使って爆弾持ち込む計画

さらに硫化水素で乗員乗客中毒させる計画も

 警察発表によると、先週家宅捜索を受けて検挙された航空機テロ未遂事件の容疑者2人は2度テロ計画を建てていたがいずれも不発に終わっていた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 一度目の計画は即製爆発装置(IED)を容疑者の兄弟の荷物に紛れ込ませ、7月15日の便に載せるはずだった。二度目は温泉や腐った卵の臭いの元、有毒な硫化水素を機内に噴出させる計画だった。

 連邦警察(AFP)のマイケル・フェラン副長官は、「8月3日にテロ関連法違反行為で起訴されたカレド・カヤトとマフムド・カヤトは、オーストラリア国内のテロ事件としてはもっとも高度な計画を建てていた」と語っており、裁判でも、2人はシリアのイスラム国幹部の指示を受け、容疑者の1人の兄弟の荷物に忍び込ませるはずだったが。直前になって中止された」と発表している。

 逮捕された4人のうち1人はすでに起訴しないまま釈放され、1人は今も取り調べを受けている。8月4日にパラマッタ地裁で起訴手続きが行われたのは2人だけで、いずれもテロ関連容疑で地裁は保釈を禁止した。

 フェラン副長官は、「硫化水素爆弾の部品や硫化水素を作る化学薬品は、シドニー首都圏の数か所の民家を家宅捜索した際に押収した。計画は完全に阻止した」と発表している。

 最初の計画のIEDは、ISの上級幹部の指示によるもので、部品、材料はトルコから国際貨物でオーストラリアに運び込まれた。計画は4月頃に開始され、シリアのテロ・グループの上級メンバーだった兄弟を通じてIS幹部と通信を行っていたとされている。

 また、最初の計画が中止になった理由はいくつか考えられるが、IEDは幾重にも重なっている空港セキュリティを通らなかった。

 二度目の硫化水素噴出計画について、フェラン副長官は、「硫化水素を発生させる化学薬品は発見されたが、実際に硫化水素発生装置が作られた形跡はない」と発表している。
■ソース
Sydney terror plotters ‘tried to blow up Etihad plane, unleash poison gas attack’

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る