シドニー首都圏南部の建築現場でクレーン・タワー傾く

高層アパートにもたれ、住民避難後も帰れず

 8月6日朝、シドニー首都圏南部の高層アパート建設現場でクレーン・タワーが傾き、隣の建設済みの高層アパートにもたれかかった。そのため、高層アパートの住民が避難し、また州営鉄道空港線が運行停止になった。鉄道の運行停止は7日も続く見込みと発表されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日午前9時30分頃、通報で緊急救援局局員がウォライ・クリーク地区ブロディー・スパーク・ドライブに出動した。この事故で作業員3人が負傷しており、建設労組は事故に懸念を表明している。

 一方、事故のあった建物と周辺の住民あわせて200人ほどが避難し、局員がクレーンの固定作業を行っているが、同日夜になっても住民が自宅に帰れるめどは立っていない。

 また、安全のため州営鉄道空港線もセントラル駅からタレラ駅までが運行停止になっている。シドニー鉄道局のハワード・コリンズCEOは、「明朝も国際空港・国内空港双方の鉄道輸送が止まっている可能性がある」と発表している。

 負傷した作業員3人はクレーン・タワー建設を行っており、事故時クレーンの操縦室には誰もいなかった。3人はセント・ジョージ病院に運ばれた。

 緊急救援局は開発業者と協同してクレーン・タワーの固定と解体を進めているが、夜間に入っても作業を進めている。消防救助局のジョッシュ・ターナー消防監は、「現場とその周辺の人々の安全が優先課題。消防局員20人ほどが、都市捜索救助(USAR)チームと協力して作業を進めており、建物周辺に電子測定装置を設置、建物、クレーン、足場などの動きを継続的に測定している。

 ターナー消防監は、「風が強いため作業が難航しており、今後、エンジニアと協議の上で安全と確認されるまで立入禁止区域の制限を緩めることはできない」と語っている。
■ソース
Crane collapses onto apartment block at Wolli Creek; residents unable to return home

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