オーストラリア、ドバイ、オランダでドラッグ密輸組織打撃

クロスの帝王イブラヒム一家の住所も捜索、逮捕

 シドニーの暗黒街住人でキングス・クロスのナイトクラブなど一手に経営するジョン・イブラヒムとその家族は犯罪に手を染め、また何度も殺されかけている。イブラヒム一家の2人がドバイで逮捕され、シドニー首都圏各所で連邦警察(AFP)、州警察などの合同班が一斉家宅捜索を行い、関係者を逮捕した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 AFPは、「2つの大規模国際ドラッグ・シンジケートに大きな打撃を与えた。いずれもイブラヒム一家につながりがあるとされている」と発表した。

 575人のAFP職員が首都圏の10を超える住所に捜索令状を執行しており、オーストラリア、アラブ首長国連邦、オランダで合計17人を逮捕した。ドバイではイブラヒム一家のマイケル、ファディの2人が逮捕され、オーストラリアに引き渡されることになっている。

 ジョンは、ドラッグ問題の調査を行ったウッド特別調査委員会でキングス・クロスのドラッグの大元締めと指摘されたが、本人は否定しており、また殺人を含めていくつもの容疑で起訴されてきたが、これまでついに有罪に追い込む証拠が挙がっていない。

 ドバイでは5人が逮捕され、ヘーグでは男2人が逮捕されているが、シドニーでは男9人の他、ジョン・イブラヒムのガールフレンドで、ポッツ・ポイントにバーを経営するセーラ・バッジがグロック・ピストル違法所持で現行犯逮捕されている。

 AFPのニール・ゴーガン副長官は、「今回の摘発でMDMA1.8トン、コカイン136kg、メタンフェタミン15kgがオーストラリアに入り込むことを防いだ。押収ドラッグ総額は550万ドルを超える」と発表している。

 ヴェイダー作戦と呼ばれる今回のドラッグ摘発ではドーバー・ハイツのジョン、ファディの邸宅を含めて30か所で家宅捜索が行われ、ジョンの息子、ダニエルも逮捕されている。

 これとは別にアスタチン作戦と呼ばれるドラッグ摘発行動でもシドニー首都圏15か所で家宅捜索が行われた。この捜索は5,000万ドル相当のタバコとドラッグのアイスの密輸入に関わるものと発表され、少なくとも8人が逮捕されている。

 また、NSW州警察とAFPの合同の脱税タバコ流通摘発のキンドラ作戦でも11か所で捜索令状が執行され、主としてアジア系犯罪組織とモーターサイクル・ギャングの犯罪活動摘発を進めている。
■ソース
Police bust drug syndicates operating across Australia, Dubai and Netherlands with links to Ibrahim brothers

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