QLD州グラッドストンで苛性ソーダ海に漏れる

海洋生物や船の塗料にも悪影響の懸念

 QLD州グラッドストン港でクィーンズランド・アルミナ社(QAL)の埠頭に停泊中の船から数トンの苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)溶液が海にこぼれた。QLD州政府の環境省の発表。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同発表によれば、事故は9月24日午後10時45分頃発生しており、外洋に流れ出て希釈中和されるまで湾内外の海洋生態系に害を及ぼし、船舶の船腹の塗料を傷めるおそれがある。

 同省の声明は、「港に流出した苛性ソーダの正確な量について係官が調査しているが、当初の報告では数トンとされている。流出は満潮時に起きており、もっとも影響が大きいのはQAL埠頭の南側あたりと思われる」としている。

 一方、QALの広報担当者は、「苛性ソーダを船から荷揚げしている際に海面に流れ出ているのに気づいた。直ちに当局にも通報した。当時、苛性ソーダ溶液を船から大型パイプを通して貯蔵タンクに移していた。漏れ出た溶液の一部が海水排出管に入り込み、管を通して海に流れ出たようだ。荷揚げ監視中に溶液が海に流れ出ていることに気づき、直ちに荷揚げを中止した」と語っている。

 さらに、「事故後、夜間から本日にかけて、港内と下流水域の水質の監視を続けているが、海水のpHレベルや魚、海洋生物への影響など環境のダメージを示す徴候は見られない。苛性ソーダはQALでボーキサイトからアルミナを抽出する工程で用いられており、海に流れ出せば海水で中和される」と発表している。
■ソース
Chemical spill at Gladstone Harbour

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