M1モーターウェイで自閉症の少年救おうとはねられる

妊娠中のケアラー女性、車から飛び出した少年追って

 11月5日午後5時半頃、ニューカッスルからシドニーに向かうパシフィック・ハイウェイのM1自動車道で、妊娠中のケアラー女性(27)が、車から飛び出して自動車道を横切ろうとした少年(8)を助けようと後を追い、2人とも走ってきたトラックにはねられて死亡した。

 トラックの運転手は悲惨な事故に極度のショックを受けており、また、出動した救急隊や警察官も少年と妊娠女性が高速のトラックにはねられて死亡するという事故の様相に精神的な動揺を受けており、いずれも専門家のカウンセリングを準備している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 女性はクーランボン在住で、キャメロン・パークの事故現場は国内でももっとも交通量の多い道路で、警察では、なぜ女性が車を路肩の非常駐車帯に停めたのかは不明だが、少年は過去にも走っている車から飛び出そうとしたことがある。

 警察交通部では、「2人の乗ったタラゴは南行き車線を走っていて、現場付近の非常駐車帯に停車した。そこで、女性が車から降り、サイド・ドアを開けた。その時点で8歳の少年が女性を追って道路に飛び出したと思われる。そこへパネル・トラックが走ってきて2人をはねた。2人は即死だった」と語った。

 自閉症の少年は州の施設に入っており、氏名は発表されない。

 家族社会事業省(FACS)の広報担当官は、「どんな場合でも児童の死は悲劇だが、FACSは、少年と女性の死亡事故に深い悲しみを感じている。現在、警察の捜査が進行中であり、これ以上のコメントは差し控えたい」と語っている。

 トラックの運転手(57)はショックが激しく、ジョン・ハンター病院で手当を受けており、法規に従って血液と尿の検査を受けることになっている。また、現場に出動した警察官、救急隊員の心理状態も専門家が観察を続けている。

 週末、NSW州では9人が交通事故死しており、警察の広報担当者は、「悲劇という言葉では足りない。9人の人が命を落としたために多くの家族が悲しみ、何百人もの人に影響が及んでいる。交通事故はすべて徹底的な調査を行っている」と語った。
■ソース
Carer killed trying to save autistic boy in M1 Motorway horror

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