ケータリング大手のCEO家族と経験豊かなパイロット

ホークスベリー水上艇墜落から一夜明けて詳細発表

 大晦日にクーリンガイのホークスベリー川に墜落したローズ・ベイを本拠とする遊覧水上艇が墜落し、乗客とパイロット合わせて6人が死亡した事故を調査している警察が犠牲者の身許を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 乗客はイギリス人家族で、ケータリング業界大手のコンパス社のリチャード・カズンズCEO(58)、そのフィアンセのエマ・ボウデンさん(48)、ボウデンさんの11歳の娘、ヘザー・ボウデン=ページさん(11)、カズンズCEOの2人の息子、エドワードさん(23)、ウィリアムさん(25)、パイロットは飛行時間1万時間、そのうち9千時間を水上艇操縦で過ごしてきたベテランのガレス・モーガンさん(44)と発表されている。

 カズンズさんは2018年3月にコンパス社CEOを退任することが決まっていた。また、国際スーパーマーケット大手のテスコ社の役員を務めたこともある。

 遺体は警察のダイバーが12月31日中に引き揚げたが、機体は深さ13mの水底に沈んだままになっている。

 当時は同水域に大勢のボート客が来ており、目撃者の一人は現場から50m程離れたハウスボートにいて、ウエークボーディングをしようとしていたところに水上艇が急角度で水面に突っ込むのを目撃し、水に飛び込んで、沈んでゆく機体の扉を開けようとした。しかし、機体の沈み方があまりにも速く、扉を開けることができなかった。

 NSW州警察海上管区のマーク・ハチングズ管区長は、「休暇でオーストラリアに来た人たちがこのように素晴らしい場所で遭難したというのは悲劇という他ない」と語っている。

 また、コンパス・グループのポール・ウォルシュ会長も、「当グループすべての者がショックを受け、悲しんでいる」と発表している。

 また、遊覧飛行を運営しているシドニー・シープレーンズ社のアーロン・ショウ専務取締役は、「社員全員がショックを受けている。彼は穏やかな人柄でみんなから好かれていた。当時の天候は申し分なかった。当社は2005年創立以来安全第一で事業を行ってきた」と発表しており、この事故で直ちに飛行を停止し、当局の調査に全面的に協力していると語った。
■ソース
Hawkesbury River seaplane: Catering giant CEO Richard Cousins and family killed in New Year’s Eve crash

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