メルボルン西部でアフリカ系若者グループの犯罪続く

コミュニティや警察は連邦・州の協力的対応要求

 VIC州メルボルン市内と周辺地区でアフリカ系と見られる若者グループの暴力犯罪が頻発しており、保守連合連邦閣僚がVIC州労働党政府を、「警察活動を妨害している」と批判する発言を繰り返し、それに対して、VIC州政府は、「政争の具にする批判より、連邦政府は州政府と協力してはどうか」と反論している。

 VIC州警察はアフリカ系若者グループの犯罪頻発を認めているが、放置しているわけではなく、捜査を進めており、違法行為は断固として取り締まると発表している。また、アフリカ系コミュニティは、「少数の不心得者のためにコミュニティ全体が白い眼で見られる結果になっている。背景には高失業率、貧困、低就学率などがある」として、犯罪を生み出す背景そのものへの取り組みを政府に要求している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 警察発表によると、1月4日には、テイラーズ・ヒルの17歳の少年がグループに待ち伏せされ、金品を要求されて拒否したところ、野球バットのようなもので殴られ、地面を引きずられたが、グループは待っていた車で逃走した。それから2時間後にはヒルサイドの民家に4人組が押しかけ、ガラス扉を破って侵入、59歳の女性を一室に閉じ込め、10人ほどが民家全体を荒らし回った。賊グループは女性の顔を叩くなどして傷を負わせ、金品を盗んで逃走した。それから間もなくして、ケアンリー地区で通りを歩いていた16歳の少年が殴る蹴るの暴力を受けた。さらに深夜を回った頃にはデラヒーの民家の窓を破って3人組の賊が侵入したが、複数の住人が得物を持って反撃したため、何も取らずに逃走した。

 警察では、このように事件が多発することは大きな問題だが、犯罪が野放しになっているということではないし、エスカレーションしているともいえない。しかし、深刻な事件であることに変わりはないと発表している。

 一方、12月3日には、メルボルンのアフリカ系コミュニティのリーダーらが、「犯罪グループに対しては毅然とした態度を取り、犯罪行為に加わることがないよう」コミュニティの若者に呼びかけた。

 警察は、「犯罪者は必ず見つけ出し、刑務所に送る」と語っている。
■ソース
Teens assaulted, homes invaded in ‘horrendous’ crime spree in Melbourne’s west, police say

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