日なたの車に閉じ込められた犬死ぬ

パース市で通行人が発見、懸命の努力空しく

 暑くない日でも、密閉した車の車内に動物や子供を置き去りにすることは違法になっている。そればかりでなく、その行為は夏には命にかかわることさえある。窓をわずかに開けておくことは、内部の温度を下げる役には立たないとされている。それでも未だにその違法行為が跡を絶たない。

 パース市で車内に犬を置き去りにする行為が2件発見され、1頭が死に、所有者は処罰される。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 1月17日午後2時頃、パース市北部バルガで駐車中の車に大型のマスティフ犬が閉じ込められているのを通行人が見つけた。しかし、動物虐待防止協会(RSPCA)が到着し、犬を助け出した時には犬はすでに痙攣を起こしており、蘇生術を試みたが犬は息を吹き返さなかった。

 同じ頃、パース市南部のベルモント・フォーラム付近で、通行人が駐車中の車に弱っている犬2頭を発見した。通行人は周辺の店や事務所で所有者を探したが見つからなかった。45分ほどして犬の生命を案じ、RSPCAに通報、RSPCAは警察に通報した。

 そこに犬の所有者が戻ってきたが敵意を示したため、通行人はビデオで所有者を撮影した。通行人は、「所有者は犬を可愛がっているが、車の中に放置することがどれほど危険かを知らないようだ。大丈夫、そんなに暑くないと繰り返すばかりだった」と語っている。

 警察官が来て、犬の所有者とも話していたが、そのまま立ち去ったと通行人が証言している。

 一方、RSPCAはこの2つの事件の捜査を始めており、動物虐待と判断されれば罰金刑最高5万ドルまたは懲役最高5年が科せられる。

 RSPCAのアマンダ・スイフト主任調査官は、「天候にかかわらず、車内に動物を閉じ込めてもいい安全な時間や方法などはない。涼しい天候で水を飲めるようにしておいても、窓を閉めていると、停車中の車内で6分程度で動物の体温が過熱して危険になることがある」と語っている。

 また、助けられた2頭についても、「まだ無事とは言えない。2,3日して死ぬこともある」と語っている。

 この夏だけでもすでに132件の通報があったと語っている。
■ソース
Dog dies in hot car, two others rescued as RSPCA lashes out at ‘stupid’ owners

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