カギのかかった中古のキャビネットから機密書類の束

書類をおさめたまま、連邦政府の備品大量処分で

 キャンベラの中古家具販売店で市民の購入したファイリング・キャビネット2台に連邦政府の機密書類がぎっしりと詰まっていた事件で、マルコム・タンブル連邦首相府は緊急調査を開始した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 書類は機密の他、20年間は公開されないことになっている連邦内閣の書類なども含まれており、一般市民が知らずに購入して書類を発見、ABC放送に持ち込んだものとみられる。

 連邦首相府広報担当者は、「ファイリング・キャビネットが機密書類などを入れたままで売却された原因などの調査を開始した。調査が済むまでこれ以上のコメントは不適切と考える」と述べている。

 ABC放送は、「市民が購入した時には引き出しに錠がかかっていたため、ドリルで錠に穴を空けて引き出しを開いたところ政府書類がぎっしりと詰まっており、機密の文字が入っていた」と発表している。

 ABC放送は先日からいくつかの過去の政府に都合の悪い情報を発表しており、対象になっているのはジョン・ハワード、ケビン・ラッド、ジュリア・ギラード、トニー・アボットなどの歴代首相で10年以上も遡っている。また、2008年から2013年にかけて、連邦警察(AFP)が国家安全保障に関わるファイル400点を紛失したことなどが暴露されていた。

 また、2013年の選挙で労働党政権が敗れた後、労働党は大臣執務室などを明け渡したが、ペニー・ウォン蔵相の事務室にトップ・シークレットなど秘匿性の高い書類200点近くが残されていたことがある。
■ソース
Urgent probe launched into accidental sale of classified documents

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