NSW、グラント警察大臣銃規制改革話し合いに

父親の二児射殺無理心中事件を受けて

 離婚した父親、ジョン・エドワーズ死亡被疑者が、住所を隠して別居していた元妻と二児のウエスト・ペナント・ヒルズの自宅を探し当て、13歳の娘と15歳の息子をそれぞれの寝室で射殺し、自宅に戻って自殺した事件は、エドワーズの暴力歴や射撃クラブの入会を断られたことがありながら銃2丁の所持許可を手に入れることができたなど制度のたるみが問題になっている。

 7月10日、NSW州政府のトロイ・グラント警察相がミック・フラー警察長官と話し合い、銃規制改革について、またウエスト・ペナント・ヒルズで起きた無理心中のように銃による惨事の再発を防ぐために何ができるかを協議した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ただし、グラント大臣は、銃規制改革の内容については、銃所持許可手続きを厳格化するのかなどの点については口を閉ざし、「すべての情報を揃える必要がある。あわてて制度をつくることはしない」と語っている。

 これまでに明らかにされたところによると、2017年1月、NSW州銃砲登録局が、クリンガイ・ピストル・クラブに対して、「エドワーズには決して銃砲を持たせてはならない」と通達していた。銃砲登録局がエドワーズの欠格時効を把握していたにも関わらず、エドワーズは後に全豪スポーツ射撃協会の所有するセントメアリー屋内射撃センターに加入した上に銃砲ライセンスと銃砲購入許可を取得し、無理心中に用いられた拳銃2丁を購入している。

 改革案の一つとして、州警察、家庭裁判所、銃砲クラブ、医師その他の関係機関の間の情報流通を改善することがあげられる。

 グラント警察相は、「問題のある個人の情報を交換する現行の枠組み」に関する質問に対して、「そのようなメカニズムはすでにあるが、これまで周知徹底していなかった」と認めている。

 同時にグラント警察相は、「今回の悲劇は銃砲ライセンスの問題だけではない。ライセンスは申請者個人の人物評価を基にして発行される。エドワーズは現行制度の枠内で銃を入手したのは事実だが、エドワーズという人間が引き起こした悲惨な事件であることを忘れてはならない」と語っている。
“It’s mind-numbing, to think that anybody has that capacity.”

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