米豪合同訓練中の戦闘機、増槽を陸上に落とす

離陸後緊急状態で切り離し工事現場近くに落下

 7月30日、北部準州ダーウィン市周辺で行われていた16か国参加の空軍合同演習で離陸直後の戦闘機が緊急状態になり、増槽を切り離して切り抜けた。切り離された増槽は工事現場付近に落下したが、人身財産に被害はないもよう。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 南半球最大の国際空軍合同演習「ピッチ・ブラック」演習は航空機140機と4,000人が参加して行われており、この戦闘機の所属国は明らかにされていない。

 豪国防省広報担当官の声明は、「ピッチブラック演習に参加していたジェット機がエンジン不調を伝え、外部燃料タンクをダーウィン南部の林に緊急投下した」と述べている。

 マイケル・キッチャー空軍准将は、「同機は離陸直後に緊急状態に入ったため、手順書に従って増槽を投下し、無事RAAF基地ダーウィンに帰投し、当局にも報告した。投下した増槽はすでに発見されており、何の損害も引き起こしていない」と語っている。

 ダーウィン都心から約10km離れたヒドゥン・バレーのダーウィン・カート・ハイヤで増槽の落下を目撃したウエイン・ベルさんは豪空軍に勤めたことがあり、「空から落ちてきて、ゴロンゴロンと転がっていった。誰もいなければいいがと思った。豪軍の飛行機ではないようだった。増槽は機体の半分くらいの長さで直径は1mくらい。魚雷形をしていた。飛行機から物が落ちるのは何度も見ているが、増槽が落ちるのは見たことがない。

 一方、ウィシャート・ロードの給油所付近で駐車していたトレイ・ブランソンさんは、「ジェット機から大きい物が頭上を越えて落ちていった。給油所裏手のパワーウォーター・コーポレーションのすぐ近くに落ちたが、パワー・ヤード変電所には人が働いており、そのすぐ近くをかすめて地面に落ちた。チェリー・ピッカーに乗っていた2人の作業員はびっくりしたはずだ」と語っている。

 2000年にはFA18ホーネットから模擬ミサイルが落下し、ダーウィン市内に停めてあった小型トラックに衝突、これを大破している。
■ソース
Pitch Black: Fuel tank ejected from plane over Darwin during international air force exercise

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