米ワシントン州で豪消防隊員、狙撃銃に狙われる

3時間隠れてようやく無事救出される

 アメリカ太平洋岸の森林火災消火支援のために派遣されていたオーストラリアのブッシュファイア消火の実践を積んだNSW州消防局員らがスコープと銃架付きのライフル銃を持った男2人組に狙われ、3時間にわたって森林に潜んで難を避け、ようやく救出されるという事件のあったことが明らかにされている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 今年8月23日、アメリカ合衆国西海岸北部のワシントン州ホワイト・パス付近の森林火災被害を調査していたNSW州消防救助局員のフィリップ・イバール消防司令とNSW州郡部消防局員ダニエル・バーウィック氏とアメリカ側の消防関係者のグループが突然発砲を受けた。

 事件報告書によると、「1500(午後3時)頃、4人は、約180m下のパシフィック・コースト・トレールを歩いてくる2人組を目撃した。グループは黄色の消防服と黄色の安全ヘルメットをかぶっていたが、誤射されないよう2人に向かって手を振って合図した。

 米農務省林野部の報告書には、「事故調査班が双眼鏡で調べたところ、2人組の1人はスコープ付きのライフル銃を銃架に置き、調査グループのいる方向を見上げていた」とある。その後、発砲を受け、さらに数発の発砲があったが、その時にはグループは尾根の背後に隠れており、警察と増援要請の通報をしていた。ここで一人安全担当官が全員に黄色の消防服を脱ぐよう指示した。

 その頃には2人組の姿は見えなくなっていたが、先に見た位置の方角から何発か銃声が聞こえた。

 午後6時頃、救援のヘリコプターが到着、全員が無事救出されている。

 NSW州消防救助局は事件の事実を認め、派遣職員の働きを賞賛、銃撃事件についてはアメリカ当局が適切に対応してくれたと述べている。

 米西海岸の森林火災に関してはオーストラリアとニュージーランドから140名の消防局員が派遣されており、事件に巻き込まれた2人は9月8日に無事帰国している。

 また、米農務省林野部は、捜査の結果、2人組は火災現場の立ち入り禁止区域内で見つかった。2人はモルモットを射っており、熊射ちに来ていたと語っている。2人には林野部職員が立ち入り禁止区域内に侵入したとして違反通告を手渡したと伝えている。
■ソース
Australian firefighters spent hours hiding from US shooters who ‘pointed rifles at them’, report reveals

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