SA州職場安全衛生監督機関、警察などを告発

警察訓練施設で料理人が冷凍庫で凍死

 SA州のSafeWork SAは、SA州警察訓練施設厨房の冷凍庫に閉じ込められた料理人が死亡した事故で、と州政府の計画運輸インフラストラクチャ担当省を告発した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2016年10月4日、同州エチュンガ警察訓練施設の冷凍庫でデブラ・サマーズさん(54)が死亡した。サマーズさんは、SA州警察により同施設の料理人兼掃除係として雇われていた。

 SafeWork SAのマーチン・キャンベル理事長は、「サマーズさんは冷凍庫で低体温症で亡くなっており、冷凍庫のロックは適切に動作しなかった」と述べている。

 長期にわたる調査の結果、SafeWork SAは、サマーズさんの雇用主であるSA州警察、それに州政府の施設を適切に管理維持する責任を負う計画運輸インフラストラクチャ担当省がサマーズさん死亡の責任を負うとしたもの。

 キャンベル氏は、「SA州警察は被雇用者の健康と安全を維持する義務を負っているが、その義務に従うことをしなかった。サマーズさん死亡の悲劇に至る過程にはいくつもの怠慢が重なっている」と述べ、さらに、「SA州の安全衛生法に基づき、州警察に科せられる罰金の上限は1,500万ドルとなっている」と述べた。

 この事件は同年11月21日にSA州労使問題審判所に送られた。

 サマーズさんは警察訓練施設の冷凍庫に入ったがロックが適切に機能しないため内側に閉じ込められたままになり、低体温症で亡くなったと判断された。

 サマーズさんの死亡事件を受け、SafeWork SAは、冷凍室や冷凍庫で働く労働者の死傷事故を防ぐため、職場の安全管理について徹底する通達を送った。

 通達は、雇用主、事業所には冷凍室などの設備を正しく機能する状態に維持することが義務づけられている、また緊急警報ボタンを備え付け、定期的に確認しておかなければならない。
■ソース
South Australian police and infrastructure departments charged over death of cook in freezer

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