病院で多発する暴力事件に警察も警備強化訴え

ネピアン病院でナイフ男、警察官に射たれる

 10月4日、シドニー首都圏西部ネピアンの病院で男が職員にナイフを突きつけ、警察官に射たれるという事件が起きた。国内では病院で暴力事件が起き、医師や看護師、職員が死傷するケースが増えている。そのため、警察も病院の警備強化を訴えている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 事件のあったネピアン病院はシドニー首都圏西端、ブルー・マウンテンの麓にあり、シドニー首都圏では規模も患者数も最大級。

 この病院の救急病棟に入ってきた男が警備員をナイフで脅したが病棟入り口近くで警察官に射たれた。さらに、男の所持品から、病院の外に停めた車に爆発装置を仕掛けたことをにおわせるメモが見つかっており、警察が直ちに病院と周辺道路を封鎖、警察の爆発物処理班が出動した。

 爆発物処理班が駐車車両などの点検を行っている間、病院内の患者らは部屋に閉じこもっているよう指示された。

 男は腹部に銃弾を受けており、直ちに手術室に運ばれ、重体が伝えられている。男は病院の患者ではなく、また当時他の事件に関連して何人かの警察官が病院内にいた。

 同病院のブレット・ウィリアムズ事務長は、「病室から避難していた患者も自分の病室に戻っている。このような緊急事態にも病院職員は迅速果敢に行動した。このような事件は正常な事態ではないが病院の災害緊急対策計画に沿って見事な行動ぶりだった」と語っている。

 NSW州救急隊は、「午後4時頃に通報を受け、5人の隊員を派遣した」と語っている。また、警察の病院封鎖のため、救急車は救急患者を他の病院に運び、また一般救急病棟患者もブラックタウン、リバプール、ホークスベリー、マウント・ドルイットなどの病院に行くよう呼びかけが出されていた。

 また、事件の記者会見で、NSW州警察は、「オーストラリア国内で医師、看護師、職員が暴力を受ける事件が多発している。警備員に銃を持たせるというのではなく、病院への出入りなどの警備を厳重にする必要がある」と語った。
■ソース
Man shot at Nepean Hospital in Sydney’s west after pulling knife on security

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