WA州の海軍艦船造船所Austalにハッカー侵入

犯人、盗んだ情報でゆすりも企む

 WA州の海軍艦船造船所、Austal造船所のコンピュータのサイバー・セキュリティが破られ、犯人は盗んだ情報を使ってゆすりを企んだと報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 犯行の後、ハッカーはAustalの情報をオンラインで売ろうとした形跡もあり、さらに同社からゆすろうとしている。

 同社は、「国家安全保障に影響するような情報が盗まれた証拠はない」としており、連邦警察(AFP)と全豪サイバー・セキュリティ・センターが捜査を進めている。一方、同社は、「身元不明の犯人」が同社の豪州データ管理システムを攻撃したと証券取引所に報告した。

 また、「ごく少数の顧客に影響があった」ことを認める、同社の声明によれば、一部社員の電子メール・アドレスや携帯電話番号へのアクセスがあった。また、情報をオンラインで売ろうとしたり、ゆすりを働こうとしたが未遂に終わっている。同社はゆすりには応じないとしている。

 同社は豪海軍の注文で巡視船やフリゲート艦を建造しており、「国家安全保障に関わる情報が盗まれた証拠はない」としているが、建造艦船の設計図などの資料にアクセスしたか、または盗んだ可能性もあるとしており、ただし、「顧客や下請け企業、納入業者に渡す設計図などは国家安全保障に関わることもなく、また機密資料でもない」と述べている。

 また、Austal社はアメリカなど数カ国からも受注しているが、侵入されたのはオーストラリアの資料に限られている。ただし、現在建造中のプロジェクトには何の影響もない。また、アメリカのAustal社とはコンピュータがリンクしていないため、何の影響も出ていない」と述べている。

 近年、オーストラリア国内の企業、政府官庁、研究機関などに情報の窃取や業務妨害を狙ったサイバー犯罪者の侵入が増えており。Austal社も新しく被害者になった。

 また、加害者を突き止めることは難しいが、Australian Security Intelligence Organisationのダンカン・ルイス氏は、海外組織のスパイ行為や妨害行為のリスクが高まっていると語っている。
■ソース
Defence shipbuilder Austal hit by cyber security breach and extortion attempt

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