有名クリケット選手の兄弟、テロ文書偽造容疑で逮捕

女性問題で同僚を陥れる企み成功、誤認逮捕に

 スリランカ出身のNSW大学職員、モハメド・ニザムディーンさん(25)がテロ計画容疑で逮捕され、長期拘留された後、計画書とされたノートの筆跡が鑑定で本人のものとは一致しないため、釈放される事件があった。職員は終始無実を主張していたが、NSW州警察と連邦警察はノートの内容を真正のテロ計画書として捜査を進めた結果の釈放で、ニザムディーンさんは州警察と連邦警察(AFP)を人権侵害などで民事訴訟する考えを明らかにしていた。

 12月4日、NSW州警察は、アルサラン・カワジャ(39)をテロ計画ノートを偽造した容疑で逮捕した。
 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アルサラン容疑者は、有名クリケット選手、ウスマン・カワジャの兄。

 問題のノートはNSW大学図書館の建物の事務室で見つかっており、マルコム・タンブル首相(当時)、ジュリー・ビショップ外相(当時)、ブロンウィン・ビショップ元連邦下院議長らの暗殺や、鉄道駅、オペラハウス、ハーバー・ブリッジなどのテロ攻撃などの計画が書かれているとされている。州警察とAFPは、このノートの持ち主をニザムディーンさんと断定して事件を処理していた。

 ただし、アルスラン・カワジャにはテロ攻撃の意図はないとみられており、女性問題を巡って同僚のニザムディーンさんを罪に陥れることが目的だったとされている。

 ニザムディーンさんは現在はスリランカのコロンボに帰っており、NSW州警察とAFPを告訴する考えを再度明らかにしている。一方、州警察はニザムディーンさん逮捕を「申し訳なく思う」と発表しているが、人権侵害や不当逮捕などについては否認している。
■ソース
Arsalan Khawaja arrested over alleged UNSW terror hit list, accused of ‘framing’ colleague

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