WA州のホビー・ファームでアルパカが人を襲う

「家畜の未去勢オスはペットには不向き」と専門家

 南米原産のアルパカはひょうきんな雰囲気に加えてその毛が羊毛より高価に取引されることからホビー・ファームでの飼育に人気が高まっている。

 しかし、WA州のホビー・ファームの女性が飼い始めたばかりのアルパカに襲われ、隣人と警察官の機転で命を救われた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 マウント・バーカー地区のカレン・ストローベルさんの農場では1週間ほど前に夫が未去勢のオスのアルパカ、「ハリー」を連れて帰ってきた。背が高く、首も長く、濃い毛のアルパカはペットに最適と思われた。

 ところが、ハリーが突然攻撃的になり、カレンさんを地面に倒して踏みつけにした上、カレンさんの母親も驚いて危うく心臓発作を起こすところだった。

 カレンさんは、「ハリーが農場に来た日から荒い気性を見せていた。私たちにつばを吐きかけたのだけれど、私たちは愛情表現だと思い込んでいた。ところが突然ハリーが後から噛みついてきたのだった」と語っている。

 ところがそれから1週間ほどして、母親のパットさんが農場を訪ねてきた折りに、ハリーがパドックから柵を跳び越えてカレンさんに襲いかかってきた。ハリーはカレンさんの両腕に噛みつき、カレンさんが転がるとさらに首の後に噛みつき、飛び上がって踏みつけ始めた。パットさんがほうきでハリーを叩いてハリーがひるんだ隙に2人は一旦は逃げられたが、ハリーが再び襲ってきて家の壁際に追い詰めた。

 女性2人とオス・アルパカの乱闘は1時間半ほど続いたと伝えられている。そのうちにパットさんの顔色が土色に変わってきて前かがみに崩れ倒れた。カレンさんは必死になって助けを求めて叫んだ。

 国道を挟んだ向こうの農場の隣人がカレンさんの叫び声に気づき、警察を呼んだ。警察車で駆けつけた警察官2人のうち、ローリー・シートン巡査部長が車から飛び出し、農家のベランダに走り寄ると、アルパカがシートン巡査部長に気づき襲いかかってきたが、ようやくパドックに撃退した。

 事故が起きたのは10月22日だったが、カレンさんは投げ出された際に脊椎を傷めており、今週になってようやく退院してきた。パットさんは頭に切り傷を負ったがすっかり回復しており、心臓も平常になっている。

 ハリーは元の農場に戻されたが攻撃的な性格が変わらないため、薬殺することになった。

 アルパカ農場関係者は、アルパカは通常は穏やかな動物だが未去勢のオスが攻撃的になることはある。群居動物のオスは攻撃的でなければならず、また、未去勢オスはペットには不向きだ」と語っている。
■ソース
Vicious, blood-spitting alpaca attack had WA women fearing for their lives before being saved by police

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