山林無許可開墾の回教系団体、慈善登録抹消

自治体の工事中止命令送達人脅迫など違法行為

 シドニー都市圏最西部コロ地区の山林を自治体の許可なく開墾し、宗教施設の建設を進めていたイスラム教系団体が慈善団体監督機関から慈善団体登録を抹消された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 このグループはディワン・アル・ダウラで、自治体の工事中止命令書を送達しに来た自治体職員を拘禁したり、暴力脅迫するなど違法行為を繰り返しており、自治体の強制執行もNSW州警察の機動隊出動なしではできないと報道されていた。

 同団体は、ムスタファ・カラ=アリがイマムを務めるイスラム系ギルドでコロ地区の川沿いの地所にイスラム系施設建設を進めている。

 ムスタファ・カラ=アリとディア・カラ=アリは、無許可開墾とこの問題に関連して法廷侮辱罪などでホークスベリー・シティと訴訟が続いていた。

 カラ=アリは、グループは基本的に宗教系慈善団体であり、オーストラリア国法の適用を免除されていると主張していた。しかし、全豪慈善非営利団体管理委員会(ACNC)は、カラ=アリの主張を否定し、捜査の結果同グループの慈善団体認定を取り消したと発表した。

 ACNCのギャリー・ジョンズ・コミッショナーは、「慈善登録抹消はACNCができる最大の重要な措置だ。法の適用を逃れる慈善団体などあり得ない。この抹消により、同団体は慈善団体の減免税を受けることができなくなる」と述べている。

 一方、カラ=アリは、「ACNCは自分のグループの慈善登録を抹消することはできない」と発言している。

 2人が開墾した山林を現状復帰させる命令が出た後もカラ=アリ2人の弁護士は引き延ばし作戦を取っており、先週には判事が、「もうすべて手遅れだ」と叱責する場面があった。

 カラ=アリに命令された現状復帰作業の内容として、5,000本の樹木の苗を植えることと月1回の除草スプレー噴霧をすることが指示されている。
■ソース
Islamic group Diwan Al Dawla stripped of charity status after illegal land clearing

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