WA州南東部ではドローンが消火作業妨害

複数の当局が違法操縦者の捜査開始

 3月3日、WA州南東部のブッシュファイアでは、消火作業中の消火航空機パイロットが火災付近を飛んでいるドローンを目撃したため、複数の消火航空機が一斉に消火作業を中止し、地上待機した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ドローンは小型であっても航空機のエンジンや翼の外被に衝突すれば重大な結果になりかねないため、空港周辺や今回のように消火航空機が飛ぶブッシュファイア周辺などの空域のドローン飛行は禁じられている。

 この消火作業妨害を重視した複数の機関がドローン違法操縦者を捜査している。

 WA州南部海岸地域のエスペランス・シャイアでは数カ所でブッシュファイアが発生しており、消防士、後方支援人員ら300人以上が消火作業を進めている。

 しかし、ブッシュファイアがもっとも激しいホウィック地域でパイロットがドローン飛翔を目撃したため、消火飛行機6機と支援航空機2機が作業を中止し、2,3時間にわたって地上待機に入った。その後、同じブッシュファイア地域で2回目のドローン飛翔が目撃されている。

 州消防緊急救援局(DFES)は、この作業妨害で10万リットルの消火用水と難燃剤の投下が妨げられた。ドローンは航空機や搭乗員にとって重大な危険になるため、ドローンが去ったことを確認するまで消火作業を中止しなければならなかった」と発表している。

 違法操縦者はまだ突き止められていないが、この事件でDFES、WA州警察、生物多様性自然保護アトラクション担当省、民間航空安全局(CASA)などの合同の捜査が始まっている。

 この地域では、6週間燃え続けているところもあり、ボーモント、ホウィック、ボヤタップ、ブラミニャ、ケープ・アリッド国立公園、ケープ・ル・グラン国立公園などで合計30万ヘクタールが焼けている。

 CASAでは、「ブッシュファイアの規模などにより、火炎から1kmでも20kmでもドローン飛行禁止区域になることがある。昨年、火災付近での飛行2件を含め、60件のドローン飛行違反で罰金通告が出されている。

 違反の罰金は最高1万ドル、また、人命に危険があった場合には裁判で最高5年の懲役刑もあり得る。また、DFESでは、CASAのアプリをダウンロードし、ドローン飛行が認められている条件を調べるよう呼びかけている。
■ソース
Drones cause waterbombing to stop at bushfire in WA’s south-east

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