死亡イスラム国メンバーの3人の子供シリアで生存

「オーストラリアに連れ戻して」と家族が政府に懇願

 オーストラリアからシリアに渡り、イスラム国に参加したハレド・シャルーフは連合軍の空爆で死亡が確認されている。また、妻は2015年に病死したと考えられているが、3人の子供の消息が途絶えていた。

 しかし、4月1日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は、3人の子供がシリア国内の難民キャンプで生存していることが確認されたと伝えている。

 3人の子供はイスラム国の最後の拠点バグーズがクルド系部隊の攻撃に陥落する前に同地を離れシリア北部の難民キャンプに移っている。

 シャルーフは娘のザイナブ(17)が13歳の時にオーストラリア出身の親友、モハメド・エロマーと結婚させている。そのザイナブは現在2人の子供を抱え、3人目を妊娠している。また、妹のホダ(16)と弟ハムザ(8)も生存しており、クルド人の管理するアルハウル難民キャンプにいる。

 シャルーフの2人の息子、アブドゥラ(9)とザルカウィ(8)は2017年に車で移動中に米軍の空爆で亡くなったと見られている。また、シャルーフの妻タラ・ネトルトンは2015年に病死したと見られている。

 タラの母親で子供達の祖母にあたるカレン・ネトルトンさんは連邦政府に対して生存している孫らをオーストラリアに連れ戻してくれるよう懇願している。

 アルハウル難民キャンプ住人の90%ほどが女性と子供で、病気のため大勢の死者が出ていると伝えられている。

 しかし、同日、スコット・モリソン連邦首相は、「3人の子供のためにオーストラリア人政府職員を危険にさらすことはできない」と厳しく拒否した。

 首相発言に対して、「Save the Children Australia」のマット・ティンクラー氏は、「スラム国の敗北以来、シリア国内の難民キャンプに収容されているオーストラリア人を無事に連れ戻すことは可能だ。フランスはすでにイスラム国で孤児になったフランス人の子供5人をフランスに連れ戻している。オーストラリアもそうすべきだ。親の犯罪のために子供を処罰するべきではない」と反論している。
 シャローフは生存していればシリア国内のヤジディ教女性信徒らに対する残虐行為で訴追を受けるはずだった。
■ソース
Three children of Aussie jihadi Khaled Sharrouf alive in Syrian camps

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