東南アジアから絶滅危惧種の生魚密輸に失敗逮捕

魚入りプラスチック袋を首からぶら下げ入国図る

 SA州のアデレード国際空港で東南アジアの絶滅危惧種の魚を服の下に隠して入国しようとした男が逮捕された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 男はベトナム出身で、魚と水の入ったプラスチック袋を首からつり下げ、検査場を通過しようとしたがボディチェックで発見された。

 魚は中国語で「龍魚」とも書かれるレッド・アジアン・アロワナで絶滅危惧種の国際取引に関する条約(CITES)で絶滅危惧種に指定されており、目録に登録されている。しかし、個体が高価で取引されているため、オーストラリアに持ち込もうとしたものらしい。

 豪国境警備部(ABF)が声明を発表し、「4月9日、マレーシアからのフライトで到着した34歳の男が袋に生魚を1尾入れて密輸しようとしていたため、逮捕した。農業水資源省に送って種の同定やバイオセキュリティ問題を問い合わせたところ、絶滅危惧種のレッド・アジアン・アロワナとの答を得た。この種の取引はCITESで厳しく規制されており、オーストラリアも署名国になっている。外来種の違法な密輸入は国内の動植物にとって有害な病原体を持ち込む恐れがあるため、アロワナは人道的に殺処分した」と述べている。

 男は空港検査場で逮捕され、5月15日にアデレード簡裁に出廷するよう命じられた。

 ABFのブレット・リービッチ警備長は、「当部は、動物の違法な取引を摘発するため、できる限りのことをする。希少種の動物を保護し、我が国の繊細な野生を外来種の危険から守るため、違法な密輸入輸出の取り締まりに全力を尽くす」と発表している。

 野生生物の違法な密輸に対する罰則は懲役が最高10年、科料は最高21万ドル。
■ソース
Man arrested for allegedly smuggling exotic fish in a bag around his neck into Adelaide

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