フレーザー島でディンゴ、就寝中の幼児連れさらう

子供の泣き声で父親取り戻す、母親も負傷

 4月18日夜、QLD州フレーザー島でキャンパーバンで就寝中の家族の生後14か月の男児がディンゴに連れ去られかけた。幼児の泣き声で目を覚ました両親が追いかけてディンゴと争い、父親がようやく子供を取り戻した。幼児は救助ヘリコプターで病院に運ばれた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 1980年8月17日、北部準州(NT)エアーズロック(現ウルル)のキャンプサイトにテントを張ってキャンプしていたチェンバレン一家の生後9週のアザリアちゃんがテントから姿を消す事件が起きた。後にエアーズロック付近でアザリアちゃんの衣料が発見されているが、母親のリンディさんが殺人罪で起訴され、1982年10月29日に終身刑判決を受け、と父親のマイケルさんは殺人従犯で起訴されたが、執行猶予で釈放された。1988年9月15日、NT控訴審は一審判決を全面破棄し、2人の無罪を判決。NTは多額の賠償金を支払っている。この事件ではディンゴが乳幼児を連れ去ることがあるかどうかが大きなカギになった。

 フレーザー島の事故では乳児を車から引きずり去ろうとしているディンゴを両親が追いかけ、父親がディンゴと争っている。その際、父親は「数頭のディンゴがまわりにいた」と証言しており、首筋と頭を噛まれた乳児は病院に空輸された。頭蓋骨骨折の他、首の後や頭に噛み傷、擦り傷を負っているが、容体は安定している。

 最初に救急隊と連絡をつけた家族は救急隊の指示に従ってユーロン・リゾートまで移動、そこで救急隊が救助ヘリコプターの出動を要請、幼児は19日午前零時30分頃に到着したヘリコプターでハービー・ベイ病院に運ばれ、手当を受けた後、同日午前8時にはブリスベンのQLD小児病院に移送された。この事故で母親もディンゴに噛まれ、負傷している。

 フレーザー島ではディンゴの数が増えており、しばしば人間を襲う事故が伝えられている。
■ソース
Dad fights off dingo which took toddler from campervan on Fraser Island off Queensland coast

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