反アダニ派抗議行動の女性重傷、乗馬の男逮捕

QLD州中部の町で開発支持派と反対派が対立

 ボブ・ブラウン元緑の党党首の率いるアダニ社炭鉱開発反対派のコンボイはTAS州から5000kmを旅して週末前に開発予定地に最も近い町、クラーモントに到着したが開発支持派の冷ややかな歓迎を受けている。そんな状況を背景に、4月28日には反対派の中に馬に乗った男が突っ込み、女性に重傷を負わせるという事件があった。

 被害女性は病院に運ばれ、男は逮捕された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまでも、ギャリリー炭田にあるアダニ社のカーマイケル炭鉱開発反対コンボイのメンバーが車を叩かれたり、罵声を浴びせられたり、石を投げられたという苦情が報道されていたが、同日午後3時30分頃、ライブ音楽を見ていた反対派の人混みに馬が突っ込み、大騒ぎになり、NSW州から参加した反対派の女性1人(62)がゲートに体を打たれ負傷している。

 反対派コンボイ参加者は400人ほどで、TAS州を出発し、クラーモントに到着したばかり。

 QLD州警察によると、男が馬に乗って反対派の人混みに入り込み、被害女性を含めた反対派のメンバーがゲートを閉めようとしたところに男が囲いから出ようとして、馬がゲートに衝突、はねたゲートが女性を直撃している。

 女性はクラーモント病院で外傷の手当を受けた後、脊椎損傷の恐れがあるため、マッカイ・ベース病院にヘリコプターで運ばれた。

 クラーモントの町を含むアイザック地域のアン・ベーカー郡長は、「乗馬の男の行為は町の意識を反映するものではない。事件が起きる以前から、どちらの側の違法行為も許容しないと警告してきた。反対派・賛成派とも互いに敬意を払って行動することを要求してきた。違法行為に対しては厳罰をもって処分する。当議会は女性の一刻も早い回復を祈っている」と語っている。

 コンボイがクラーモントに到着した時には、保守連合連邦政権のマシュー・カナバン資源相、ポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党党首、クライブ・パーマー統一オーストラリア党党首らがクラーモントに先に入っており、アダニ炭鉱開発支持のプラカードを掲げた。しかし、自由党や労働党はQLD州では州民の意向を反映して炭鉱開発を支持しているが、NSW州やVIC州の都市部では有権者にもアダニ炭鉱開発反対の声が高いため、微妙な対応を迫られている。
■ソース
Horse rider arrested after clash with anti-Adani protesters that left woman injured in Clermont

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