VIC州警察、メルボルンでプロの物乞い一斉検挙

中国から観光ビザで入国し、共同宿泊で通勤

 VIC州警察は、中国から高齢者集団が観光ビザで入国し、メルボルンで共同生活しながら街頭に通勤、プロの乞食で稼いでいるとして一斉検挙し、7人を起訴した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 中国からのプロの物乞いは、メルボルン都心部で同情心の厚い通行人を狙った組織的犯行と見られている。

 一斉検挙は7月1日2日両日にわたって実施され、65,67,71歳の女3人と68,72歳の男2人を逮捕した。VIC州では物乞いや施しを求めることは犯罪行為であり、最高1年の懲役が規定されている。

 トラバリニ警部代理は、「起訴された7人はホームレスと称していたが、捜査の過程でいずれも都心部で民家をシェアし、寝泊まりしていることが突き止められている。検挙者はいずれも観光ビザでオーストラリアに入国しており、一部の者は最近になって豪ドルを中国元に両替している。物乞いはすべて違法だが、ホームレスと偽称していることについて、ほんとうのホームレスの人々もいて、その人達は社会的弱者であり、援助を必要としているのに、この犯罪集団は中国からオーストラリアに飛んできて、市民の善意につけ込んで金儲けをしているだけであり、憂慮すべき問題だ」と語っている。

 さらに、「起訴された容疑者には救世軍を通じてホームレス支援機関への紹介も申し出があったが、その申し出を受け入れたのは1人だけだった」と語っている。

 また、VIC州警察は、国境警備部(ABF)、連邦警察(AFP)、メルボルン市、救世軍などと協力して問題の捜査にあたっている。また、トラバリニ警部は、7人は起訴されているが、中国に帰国するなら自由に出国できると語っている。

 サリー・キャップ・メルボルン市長は、中国から観光ビザでプロの物乞いを送り込んでくるという事件に驚いているが、「送られてきた人達も社会的弱者で食い詰めて乞食をさせられているようだ。善意のメルボルン市民に乞食に金を与えるなというのはつらいことだが、ホームレスの人々を案じるなら、彼らに金を与えるのではなく、ホームレス救援組織に案内するようにしてもらいたい」と語っている。
■ソース
Police allege ‘professional beggars’ flown from China to Melbourne CBD

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