中国当局、政府批判続けた中国系作家を長期拘留

豪人を「国家の保安を脅かした容疑」で起訴へ

 中国当局は、中国系オーストラリア人、ヤン・ヘンジュン氏を長期拘留していたが、このほど、「国家の保安を脅かした容疑」で起訴する動きが見えてきた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 中国当局の動きは、中国政府を批判した非中国人なら国外退去になるが、外国国籍を取っていても中国系なら中国国内で中国人として処罰されることを示しており、中国系外国国籍者に対する警告と見せしめと見られている。

 ドクター・ヤン(54)は、2019年1月に中国に入国したところを広州で逮捕拘束されており、過去6か月にわたり、北京の刑務所に拘留され、弁護士や家族との面会も禁じられていたが、最近になって他の施設に移されている。ドクター・ヤンの妻、ユアン・シャオリャンさんが北京に赴いたところ、6か月の拘留期間が切れ、起訴、釈放、勾留延長申請を決めなければならない前日になってには同氏に対する公式の起訴通知がユアンさんに届いている。

 中国外交部は、「ドクター・ヤンは健康であり、中国の国法に基づいて遇されている」と発表している。

 また、ヤン氏の一件は中国国家安全部北京支部が担当しており、有罪判決を受ければ少なくとも3年間の懲役刑が科せられる。

 ヤン氏は中国外交部勤務だったがオーストラリア国籍を取得、作家としても知られ、インターネットでも活発な政治コメント活動で中国政府批判を展開、中国ソーシャル・メディア、ツイッターなどで活動、13万人のフォロワーがいる。

 その後、家族とともにアメリカに渡り、2017年にコロンビア大学の客員研究者としてニューヨークに居住していた。

 2019年1月に妻子を連れて広州に渡ったところを当局者に連行され、同月に中国外交部は、「ドクター・ヤンは、中国の安全を危険に陥れる犯罪行為を行っていた嫌疑がかかっている」と発表している。

 ユアンさんも中国生まれながらオーストラリアの永住権を持っているが、中国出国を禁じられている。

 7月、ユアンさんが中国から飛行機で出国したところ中国国家安全部係官に拘束され、2時間にわたって尋問されている。
■ソース
Australian writer Yang Hengjun looks set to be charged by Chinese authorities

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