豪空軍機、インド洋でMH370機捜索

二転三転する情報で範囲拡大

 3月上旬にクアラルンプールから北京に向かったままベトナム沖でレーダーから消えたマレーシア航空のボーイング777型MH370便の行方は杳として分からず、様々な情報が現れ、その度に二転三転し、ついに捜索範囲は当初の南シナ海からマラッカ海峡、インド洋へと広がった。

 ベトナム沖の空で火の玉を見たという情報から、マラッカ海峡にたくさんの浮遊物が漂流していると情報もマレーシアの新聞に報道され、タイでは真っ暗闇で低空を飛ぶ飛行機の轟音を聞いたという情報、中国の人工衛星で海上に浮かぶ飛行機の破片らしいものが捉えられたと続き、今はインド洋海上が中心になっており、人工衛星写真でWA州パースからはるか南西の海上に全長24mの浮遊物が写っていると報道されている。浮遊物の漂流する海域は民間航空の飛ぶルートに当たっており、一方、航空専門家は、「MH370便は当初のルートを離れたが、その後の動きはプロのパイロットでなければできない経路を取っている」と分析しており、同機がインド洋の民間航空に割り当てられているルートを通ってインド洋南部の海域で墜落した可能性は大いにあると見ている。

 インド洋での捜索指揮を任されたオーストラリアは空軍のAP-3Cオライオンを問題の海域に派遣、他にも3機を派遣しており、アメリカとニュージーランドからも捜索機が派遣されている。また、オーストラリア海事安全局(AMSA)は、「問題の衛星写真を専門家の分析に預けた。問題の像は墜落機の漂流物かも知れない。パースから2,500km南西の水域に浮かんでいるのではないか」としている。また、「現場海域の展望は悪い。オライオンは漂流物を発見していない。有望な情報だが、現実に確認するまで何ともいえない」と慎重な態度を崩していない。(NP)

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