オンライン詐欺被害総額9千万ドル

実被害規模はもっと大きいと推定

 豪競争消費者委員会(ACCC)の統計発表によると、2013年のオンラインを利用した詐欺の国内被害総額は8,900万ドルに達している。ただし、これは被害届け出があったものだけで、デート・サイトなどでは被害者が恥じて被害を届け出ないケースも多く、実際の被害は件数でも被害額でもはるかに大きいのではないかと推定されている。

 ACCCの発表によると、2013年のオンライン詐欺は前年比で10%上昇しており、とくに様々な手口で個人情報を引き出すフィッシングと個人情報盗難の増加率が恐ろしい勢いで伸びている。

 ACCCのターゲティング・スキャム報告によると、デート・サイト被害だけでも2,500万ドルにのぼっている。ただし、詐欺被害訴えの92,000件、被害総額8,900万ドルのうち、被害件数は2,777件に留まっていることから、デート・サイト被害は1件あたりの被害額が大きいことが明らかになっている。

 詐欺の手口としてもっとも多いのが、前金支払い詐欺で、これは返金、賞金その他の金を被害者に支払うが、手続きで被害者の方からかくかくしかじかの口座にいくら振り込めというパターンで、日本の「振り込め詐欺」に似ている。もちろん、振り込め詐欺も起きている。これも被害を受けてから恥ずかしくなって届け出ないケースが数多くあると見られている。

 デート・サイトの場合、詐欺師は時間をかけて被害者に信用させる代わりに被害額も大きい。そのため、詐欺師の見分け方や合法的なメンバーに警報を発する手順などサイト運営のガイドラインなども編成した。

 被害者の10%は1万ドル以上だまし取られており、被害者年齢層は45歳から54歳がもっとも多いが、65歳以上の被害者も18%にのぼっている。また、フィッシング、個人情報盗難の急増がもっとも心配される」と語っている。また、最近のオンライン詐欺の傾向として、大勢をカモに少額を要求する手口も相変わらず多いとしている。これは、「振り込めば、ウイルスを取り除いてやる」という脅しで少額を請求するもの。額が大きければ被害者が警察に届け出るが、少額なら払って済ませる心理につけ込んでいる。(NP)

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