MH17国際調査団、砲撃下、現場に

武装勢力が地雷埋設の報道も

 8月1日、オーストラリアとオランダの調査団先遣チームがマレーシア航空MH17撃墜現場に到着したと報道されている。同チームは4日にわたり、ウクライナ政府や地域を制圧している武装勢力と交渉を続けていたが、同地域周辺ではウクライナ政府が武装勢力を砲撃しており、非武装の調査団も危険な状態だった。

 7月31日、ウクライナ議会が武装勢力攻撃を中断し、両国警察官と調査官に対して国際的なMH17事故回収作業のために現場に入ることを認めた。しかし、その後ジュリー・ビショップ外相は、「先遣チームからは、墜落現場では今もって爆発音が聞こえており、まるで戦場のさなかにいるようだとの報告が入っている。ウクライナ政府は、ウクライナ東部で親露派反政府武装勢力を追い出すために実行している攻撃を、同先遣チームの調査活動のために1日中断すると発表していたが、実際には今も砲撃が続いている」と語っている。

 また、調査団本隊も現場に行こうとしたができず、ドネツク市を離れることもできないとしている。欧州安全保障協力機構(OSCE)は、特別監視団(SMM)団員と4人のオーストラリア、オランダの専門家は、これまでとは別のルートを使って現場に無事到着したと発表している。ビショップ外相は、「何か月も続いている武力衝突のまっただ中であり、作業は危険をきわめているが、我々も無用な危険を冒すつもりはない。ウクライナ政府と反政府派の双方と交渉を重ねながら安全を図っている」と発表している。

 先遣チームの到着に、本体の調査団員も現場までの経路の戦闘中止を求めるなどの努力を続けるとしている。また、先遣チームはウクライナ議会から「武器携帯」を認められたが、ビショップ外相は、「必要がない限り武器は携帯しない」ことを明らかにしており、これまで通り、武器携帯は武装勢力を刺激し、むしろ危険を招きかねないとの立場を取っている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-07-31/international-investigators-reach-mh17-site-in-ukraine/5639366

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