NSW内陸のパブ火災で消防士殉職

崩れた壁の下敷きで心臓マヒ起こす

 8月17日朝、NSW州内陸部コバーの町でパブから出火、消火に当たっていた消防士一人が崩れてきた壁の下敷きになり、心臓マヒを起こして死亡した。町民が互いに顔見知りという小さな町のできごとで町全体がショックを受けている。

 同日午前9時頃、マーシャル・ストリートのニュー・オクシデンタル・ホテルから出火し、地元消防員が消火に当たっていたところ、火災の熱で弱くなった壁が消防員の上に崩れてきた。下敷きになったダニエル・ハワードさん(37)がそのまま心臓マヒで死亡した。

 トレーシー・キングズ町会議員は、「パブ火事はすぐに町内のビッグ・ニュースになったが、ダニエルの死亡が伝えられると町中が悲しみに包まれた」と語っている。

 さらに、「ダニエルは電気工事士を本職としていたが、町の行事にも熱心で募金イベントにも進んで参加していた。火事で娘を失った若いカップルのためのイベントでは友人と一緒にビヨンセの歌を歌った。また、いたずらで破壊された墓地の修復募金のため、へたなくせにコンテストにも出場するという人だった。また、電気工事士のビジネスはコバー・キャメルズ・ラグビー・クラブのスポンサーにもなっていた。彼は最近婚約したばかりだったのに」と語っている。

 午前8時頃、建物に放火されたという通報があり、消防隊員が駆けつけた。当時屋内には10人の人がいたが全員無事だった。それから1時間後、消火活動中に壁が崩れたと証言されている。もう1人の消防士はコバー病院に運ばれ、腕の骨折の治療を受けている。一方、警察では不審火として捜査を進めている。

 州政府のスチャート・エアズ緊急救援担当相は、「ダニエルのおかげで3人の命が救われた」と発表、グレッグ・マリンズ消防救助局長官もハワードさんを顕彰する声明を発表している。(NP)

http://www.smh.com.au/nsw/fireman-dies-while-fighting-cobar-blaze-20140817-1051ex.html

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