フレンチ・アルプスで豪人墜落死

ウイングスーツでベース・ジャンプ

 8月17日、フレンチ・アルプスの人気スキー場シャモニーなどにも近いブレベン山でオーストラリア人1人を含むベース・ジャンパーがジャンプに失敗し、死亡したことが明らかになった。2つの事故は無関係だが、いずれもムササビのような手足の間にヒダの広がるウイングスーツを着ていたとされている。

 ベース・ジャンプは飛行機からパラシュートを背負って飛び降りるスカイ・ダイビングとは異なり、ビル、崖、塔、橋などの地上構造物から飛び降りるスポーツで、地上に近く、パラシュートが開くまでに時間的余裕がないこと、ビルや崖の表面に激突する可能性も大きく、スカイ・ダイビングと比べても数倍危険とされている。ビル、塔のような私有地では不法侵入などで取り締まられ、橋のような公共構造物ではもともと飛び降りを禁じているが、高い崖を持ち、ベース・ジャンパーに人気のある地域では政府がベース・ジャンプを禁じていることが多い。フランスでは今月に入ってベース・ジャンパーが4人亡くなっている。

 地元警察によると、33歳のオーストラリア人男性はオート・サボワ県のブレベン峰(2,600m)山頂からジャンプした。救助隊が数百m下の森林で男性の遺体を発見、墜落の衝撃で死亡したものと見られている。もう1人はフランス人男性(52)で、同じフレンチ・アルプスのイゼル地方モン・グラニエでジャンプしたが崖下の突き出した岩に激突したものと見られ、「最初の岩場は何とか避けたが、ジャンプから200m下の2番目の岩場に激突した」と報告されている。豪外務省では、パリの大使館がフランス当局の報告書を待っていると発表した。

 2007年のノルウエーでの調査によると、ベース・ジャンプはスカイダイビングに比べて5倍から8倍死傷率が高い。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-17/australian-base-jumper-dead-brevent-peak/5677064

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