NT、アルビノのワニ、男性襲い射殺さる

観光客に人気の40歳を超える川の主

 8月18日、北部準州(NT)の川で魚釣り中の男性を半アルビノの巨大ワニが襲い、水に引き込んだ。警察やレンジャーの捜索の結果、男性の遺体の一部を発見し、ワニを射殺した。

 このワニは体長4.5mにもなる巨大なワニで顔など体表の一部が先天性色素欠乏症(アルビノ、白子)のため、亡くなったアメリカの芸能人にちなんでマイケル・ジャクソンのあだ名をもらっていた。先天性色素欠乏症は1億分の1の発生率とされており、40歳という年齢とともに貴重な個体であったが、人を襲ったためレンジャーも射殺やむなしの判断をした。

 事件は同日午後遅くアデレード川に夫婦で魚釣りに来ていた57歳の男性が魚釣り中に釣り糸が引っかかったため、釣り糸をはずそうと水に入ったところ、突然襲われ水中に引き込まれた。

 ワニ学者のアダム・ブリットン博士は、「アルビノのワニが生まれることは珍しくないが、自然界で40歳まで生き延びることはほとんどない。このワニの場合、頭だけがメラニン色素が欠乏している。そのため、水中や物陰のカモフラージュが利用できないため、襲われやすいことから長生きする確率が非常に低い。しかし、マイケル・ジャクソンの場合には他のワニとの戦いを生き抜いてきており、傷跡、四肢の一部の欠如、噛み跡など百戦錬磨の生涯だったようだ。このワニは地元民、ツアー・オペレータ、研究者にもよく知られていた。いつもこの川の橋のあたりにいた」と語っている。襲撃現場も、アーネム・ハイウエイがアデレード川を渡る橋から100mほどのところだった。

 ツアー・ガイドは、「川岸の水際がワニの縄張りでは一番危険なところだ。この男性も釣り糸をほどこうとして岸から水を覗き込んだあたりで襲われているようだ」と警告している。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-19/part-albino-croc-shot-after-fatal-attack-a-1-in-100-million/5681462

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