シドニー弁護士、薬物密売で逮捕さる

マーチン・プレースでおとり警官に売る

 8月21日、オーストラリア政府で働いている熟練弁護士がおとり警官に薬物を売り、勤務先の都心の事務所で逮捕されるという事件が起きた。

 ニック・ゴウリアディティス容疑者(34)は、「Australian Government Solicitor」事務所で上級弁護士を務めている。しかし、アイス、GHBなどの薬物取引、公務執行妨害、犯罪利得取引、規制武器所持などの容疑により同事務所で逮捕された。

 警察は保釈法廷で「被告人は巧妙な犯罪組織の一員。他にも何人も関わっており、今後も逮捕がある」として保釈に異議を唱えた。これに対してジェフ・タンクス弁護士は、被告人の犯行は街頭売人のレベル。ごく末端の行為。また、さらに逮捕があるというのも漠然とした発言」として反論した。簡裁判事は、ゴウリアディティス容疑者に対して、「クロヌラの自宅で両親と生活し、定期的に警察署に出頭すること」などを条件に保釈を認められた。

 2か月に及ぶシンジケート内偵の結果、同弁護士の逮捕に関連してアンドリュー・コネル容疑者(25)も逮捕されており、同じように、「ゴウリアディティス容疑者と連絡を取り合わない」などの条件付きで保釈を認められた。コネル容疑者はキングス・クロスのアパートで警察が捜索令状を執行して逮捕したもので、規制薬物販売その他の違法行為で起訴されている。

 Australian Government Solicitorは、政府に法律業務を提供している事務所で、上級弁護士が停職処分を受けたことは認めたがそれ以外の発表はしていない。ゴウリアディティス容疑者はジョン・ハワード政権のWork Choices改革時に法律アドバイスを提供し、その後は労働党政権期にFair Work Actの法案草稿作成や法律施行を手伝った。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-22/sydney-lawyer-nick-gouliaditis-granted-bail-on-drugs-charges/5690158

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