40年前の殺人事件で男2人起訴

重罪に時効のないオーストラリア

 日本でも殺人罪の時効が廃止されているが、オーストラリアでは「cold case(迷宮入り)」を時々掘り返して、再捜査に入ることが報道されている。特に最近はDNAによる捜査が進歩しており、迷宮入り解決に役立っている。QLD州では1974年のブリスベン一家殺害事件の容疑者2人が逮捕された。

 1974年1月の夜、バーバラ・マカルキンさんと2人の娘、ヴィッキーさん(13)とリアンさん(11)がハイゲート・ヒルの自宅から忽然と姿を消した。3人の遺体はとうとう見つからず、犯人の手がかりもつかめなかった。2014年1月、警察は、遺体が見つからないまま殺人事件として再捜査を開始した。警察ではバーバラさんが、1973年にブリスベンの繁華街、フォーティチュード・バレーのナイトクラブ、ウィスキー・ア・ゴー・ゴーで起きた火災事件で何らかの犯罪行為について知りすぎていたために子供2人と共に殺害されたのではないと見ている。この火災は放火と見られており、15人が亡くなっている。

 10月19日、ABC放送は、ウォーイック在住のビンセント・オデンプシー(76)と、トーバンリー在住の67歳の男1人を逮捕したと発表している。2人は10月20日にブリスベン簡裁に出廷し、3件の殺人罪および3件の逮捕監禁罪で正式に起訴される。オデンプシーはバーバラさんの別れた夫、ビリー・マカルキンさんの仕事仲間で、オデンプシーとギャリー「ショーティ」デュボアは1980年に、検視法廷の判決の後、一旦逮捕されたが証拠不十分で釈放された。警察では逮捕された1人がデュボアかどうかを明らかにしていない。ホラハン警視正は、「当然ながら、今度こそ何とかして遺体を発見したい」と述べている。

 8月、警察官がサザン・ダウンズのウォーウィック付近の敷地を家宅捜索しており、新しい証拠品を押収、その証拠品から他の農場の捜索に入り、現金30万ドルの他、カナビスの入ったドラム缶の他、違法ドラッグも押収している。その際にオデンプシーも逮捕されていたが、証拠不十分で釈放されている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-18/barbara-mcculkin-cold-case-arrests/5824098

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